写真家・鋤田正義の初期作品から音楽、映画などキャリアを包括する写真集『SUKITA ETERNITY』が2023年7月28日に発売された。通常版とサイン入りオリジナルプリント付き200部特別限定版の二種類。また、同日より刊行記念作品展も開催中だ。
鋤田正義の代表的な写真とも言えるデヴィッド・ボウイを代表するミュージシャンやアーティストのポートレートのほか、キャリアを通して撮影してきたストリート、風景、静物などパーソナルワークが初めて明らかになる写真集。
海外発売版の英語表記をそのまま活かして日本語訳の解説小冊子を付録で付け、オリジナル表紙をデザインした日本限定版だ。
T・レックス、マーク・ボラン、デヴィッド・ボウイ、イギー・ポップ、ジョー・ストラマー、ジョン・ライドン、デヴィッド・シルヴィアン、ジミ・ヘンドリックス、YMO、坂本龍一、細野晴臣、高橋幸宏、サディスティック・ミカ・バンド、シーナ&ザ・ロケッツ、忌野清志郎、布袋寅泰、氷室京介、沢田研二、SUGIZOほか、多数のアーティスト作品を掲載。
サイン入りオリジナルプリント付き『SUKITA ETERNITY 特別限定版』
『SUKITA ETERNITY』と日本語訳小冊子に鋤田正義のサイン入りオリジナルプリントとエディション証明カードを布貼りの化粧箱に同梱した200部特別限定版も同時発売。
「David Bowie, Dawn of Hope, 1973」
「David Bowie, from “Heroes” Session, 1977」
「Tate Modern, 2008」
鋤田正義
1938年福岡県直方市出身。1970年からフリーとして活躍、ニューヨークやロンドンを訪れ、現地の気鋭の若者文化や音楽を撮影している。1972年夏には、T・レックスのマーク・ボランやデヴィッド・ボウイを撮影。特にボウイと深い信頼関係を築き、数々のセッションの中から、アルバム「ヒーローズ」(1977年)のカバー作品が生まれている。鋤田のボウイ作品は、2013年にスタートしたヴィクトリア & アルバート美術館企画の「DAVID BOWIE is」展でも特集されている。(17年1月に東京にも巡回)近年は、海外都市で写真展を積極的に行っている。
SUKITA ETERNITY
発売日:2021年7月28日
判型:B4変型判 256ページ・帯付き・日本語訳小冊子付き
定価:本体7,000円+税
出版元:株式会社玄光社