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高解像・美ボケ・高速AF・軽量の4拍子揃った大口径望遠ズームレンズ「ソニー FE 70-200mm F2.8 GM OSS II」

ソニーは、フルサイズ対応の大口径望遠ズームレンズ「FE 70-200mm F2.8 GM OSS II」を2021年11月26日に発売する。価格はオープン。市場想定価格は330,000円前後 (税込)。

FE 70-200mm F2.8 GM OSS II

■光学性能

超高度非球面XA (extreme aspherical) レンズ、ED (特殊低分散) 非球面レンズ、スーパーEDガラスなどを採用した14群17枚構成で、色収差と球面収差を大幅に抑制。11枚の円形絞りを採用し、Gマスターレンズならではの高い解像性能と美しくやわらかなボケ味を実現する。さらに「ナノARコーティング II」を施すことで、フレアやゴーストを抑制。クリアでヌケの良い描写が得られる。

FE 70-200mm F2.8 GM OSS II

1.4倍、2.0倍のテレコンバーターに対応し、最長400mmまでのAF撮影が可能となっている。最短撮影距離はワイド端0.4m、テレ端0.82m。フィルター径は77mm。

■AF性能

4基のXDリニアモーターを搭載し、従来機種の「FE 70-200mm F2.8 GM OSS」よりも最大約4倍の高速化を実現。ズーム中のフォーカス追従性能は、約30%向上している。フラッグシップミラーレス「α1」との組み合わせでは、最高30コマ/秒の高速連写が可能だ。

■手ブレ補正機構

光学式手ブレ補正機構を内蔵する。補正モードは流し撮りに対応する「MODE2」に加え、動体撮影時のフレーミングの安定性を重視する「MODE3」を搭載。動きが不規則で激しいスポーツシーンなどの撮影にも対応する。

■軽量化

重量化につながる鏡筒前方のレンズ配置を少なく抑えた新光学設計や、大幅に軽量化したXDリニアモーターの採用、鏡筒内部に軽量で堅牢性の高いマグネシウム合金製部品を使用することで、従来機種よりも約435g軽い、約29%の軽量化を達成した。質量1045gは、70-200mm F2.8のズームレンズとしては世界最軽量となるレベルだ

※AF・フルサイズ対応の70-200mm F2.8望遠ズームレンズにおいて。2021年10月13日時点、ソニー調べ。

■操作性

レンズの全長が変わらないインナーフォーカス方式とインナーズーム方式の採用により、撮影時の重心変動が少なく、安定した操作性を実現する。フロントヘビーとならない最適な重量バランスで設計されており、俊敏で正確なパン二ングが可能だ。

また、フォーカスレンジリミッターを搭載し、ピント範囲を限定して迅速なフォーカシングが可能。フルタイムDMFスイッチにより、AF撮影中もMFへの移行が瞬時にできる。フォーカスホールドボタンは、好みの機能を割り当ててカスタマイズが可能だ。

FE 70-200mm F2.8 GM OSS II

■動画性能

フォーカスブリージング (フォーカス中の画角変動) やズーム時の軸ずれを大幅に抑制。静粛性にも徹底的にこだわり、動画撮影中の操作音や振動を抑えている。絞りリングには、絞りクリックON/OFFスイッチを搭載し、クリック音を抑制する。

■その他の性能

レンズフードには、円偏光フィルターや可変NDフィルターの操作を可能にするフィルター操作窓を搭載。また、高い防塵・防滴性も備えている。

先行展示

ソニーショールーム/ソニーストア銀座、ソニーストア札幌、ソニーストア名古屋、ソニーストア大阪、ソニーストア福岡天神にて、2021年10月22日より先行展示を実施する。

SONY FE 70-200mm F2.8 GM OSS II 主な仕様

型名 SEL70200GM2
マウント ソニーEマウント
焦点距離 70〜200mm (APS-Cカメラ装着時の35mm判換算 105〜300mm相当)
開放絞り F2.8
最小絞り F22
レンズ構成 14群17枚
画角 34°〜12°30’(35mm判)、23°〜8°(APS-C)
絞り羽根 11枚
最短撮影距離 0.4m (ワイド端)、0.82m (テレ端)
最大撮影倍率 0.3倍
フィルター径 φ77mm
最大径×長さ φ88×200mm
質量 約1045g (三脚座を除く)
付属品 フード ALC-SH167、レンズフロントキャップ ALC-F77S、レンズリヤキャップ ALC-R1EM、ソフトケース、三脚座