リコーイメージングが、ペンタックスのデジタルカメラに付属するRAW現像ソフト「Digital Camera Utility 5」、画像転送ソフト「IMAGE Transmitter 2」の最新版を2021年12月21日に公開した。新カスタムイメージ「里び (SATOBI)」への対応などが盛り込まれている。
「里び (SATOBI)」は、1960〜70年代のカラー写真のような風合いを目指したカスタムイメージ。少し哀愁を感じるような写真に仕上がる。
変更内容は以下のとおり。
Digital Camera Utility 5 アップデータ Ver.5.9.3
追加項目
- カスタムイメージの新画像仕上げ「里び (SATOBI)」の情報表示および画像処理に対応。ファームアップ前の「K-3 Mark III」「K-1 Mark II」「K-1」を含む全対応機種の画像に適用可能。
- 撮影情報表示項目にアストロトレーサー種別を追加。
改良項目
- ホワイトバランス微調整のステップ細分化に対応。Laboratoryモードのスライダーのステップが半分になり、±14段に。また、撮影情報表示における細分化後の値は二桁表示になる。
- 撮影時のホワイトバランス微調整値が画像処理パラメーターの初期値に反映されるように変更。
修正項目
- 自由画像回転を行った後にスポッティングを行うと座標がずれていた点を修正。
- 「*istDS」「K10D」等で撮影したJPEG画像を再現像した際にモノトーンのユーザー設定フィルターを適用すると画像が真っ黒になっていた点を修正。
Windows版のみ
- 動作中画像リストが意図せず空欄になることがあった点を修正。
- トリミングパネルの「適用」チェックボックスにチェックを入れたあと、チェックを外してアプリを再起動すると、チェックが復活していた点を修正。
- パラメーターを調整後「元に戻す」を押してアプリを再起動すると、元に戻す前のパラメーターになっていた点を修正。
- オプションの「スライドショウ」で撮影情報表示のオフ/オン設定と実際のオフ/オンが逆になっていた点を修正。
- 複数のフォルダーの画像を登録したチェック画像リスト上でコマ送りすると画像表示ページが未選択状態になっていた点を修正。
- チェック画像を全画面表示するとESCキーで通常表示に復帰できなかった点を修正。
Mac版のみ
- パラメーター保存ファイルのデフォルトファイル名が画像ファイル名になるように変更。
- Laboratoryモードでパラメーターを変更するたびにプレビュー画像が一瞬グレーになるようになってしまっていた点を修正。
- Big Sur以降のMacで画像表示に一定間隔で横筋が入っていた点を修正。
- 画像ファイルの上書き保存ができなくなっていた点を修正。
- コントロールパネルのタブのドラッグ時の外れやすさを調整。
- 「K-3 Mark III」を接続した際、SD2にカードが挿入されていないとフォルダーツリーに自動表示されなかった点を修正。
- 純正以外の外付けマウスを使用している場合に、ヒストグラム100%表示時にもスクロールバーが常時表示されてしまい、ハイライト部が隠されてしまっていた点を修正。
ダウンロードはこちらから。
→ Windows版 │ → Mac版
IMAGE Transmitter 2 アップデータ Ver.2.6.1
- カスタムイメージの新画像仕上げ「里び (SATOBI)」に対応。
- 「K-3 Mark III」(Ver.1.31以降) の画像仕上設定/表示および詳細パラメーターの設定/表示
- 「K-1」(Ver.1.60以降)、「K-1 Mark II」(Ver.1.30以降) の画像仕上設定/表示
- 「K-3 Mark III」接続時のライブビュー表示エリア拡大に対応。
Windows版のみ
- 「K-3 Mark III」切断時にウィンドウ拡大しようとすると不正終了する件を修正。
Mac版のみ
- 「K-3 Mark III」接続時のライブビュー表示エリア拡大に対応。
- macOS MontereyでJPEG画質設定コンボボックスにカメラ側での設定変更が反映されない件を修正。
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→ Windows版 │ → Mac版