文豪・森鷗外の没後100年を記念した特別展「写真の中の鷗外-人生を刻む顔」が文京区立森鴎外記念館で開催される。
2022年1月から1年間を通して、鷗外没後100年の記念事業が行われる本館。
展覧会第1弾は「写真の中の鷗外」と題し、写真をとおして、鷗外の生涯や功績を振りかえる。
森鷗外は、1862年島根県津和野町に生まれ、東京大学医学部を卒業後、陸軍軍医の職につく。ドイツ留学を経て、日清、日露戦争の地にも赴き、福岡県小倉への赴任を経て陸軍省医務局長となった。
また、晩年は帝室博物館総長兼図書頭などの要職にもつき、その傍らで、小説や詩歌の創作、西欧文学の翻訳、評論等を発表する明治・大正の知識人であった。
鷗外は自らの顔について「自分の顔は生まれたままの顔ではなく経験が作り上げた顔である」と語っていたという。
本展では、若き日から晩年に至るまで、努力を重ね、自らを鍛え乗り越えてきた鷗外の顔かたちやまなざしにも注目したい。
写真に残された等身大の鷗外を感じることができるだろう。
▽ギャラリー
会期等概要
展覧会名 生誕160年没後100年記念「特別展 写真の中の鷗外-人生を刻む顔」
会期 2022年1月9日(日)~4月17日(日)
会場 文京区立森鷗外記念館 展示室1・2
開館時間 10時~18時(最終入館17時30分)
観覧料 500円(20名以上の団体400円)※1月19日(水)鷗外誕生日は無料で見学可能