ライカカメラが、手巻きの機械式時計「ライカWatch」2モデルを2022年2月19日に発売します。2018年に発表されてから約3年半。発売を待ちわびていた方も多いのではないでしょうか。価格は「ライカL1」が1,298,000円、GMT機能搭載モデルの「ライカL2」が1,815,000円 (税込)。ライカ銀座店にて販売されます。
ライカ製品の哲学「品質とデザイン」「機能性と耐久性」「優れた製造技術と長期的なビジョン」が全て盛り込まれた、上質なたたずまいの「ライカWatch」。新開発の手巻き式ムーブメントを搭載し、カメラを愛でるようにゼンマイを巻く、豊かな時間を堪能できます。
■歴代ライカを彷彿させる外観デザイン
外観コンセプトは、過去にライカ製品のデザインに携わった実績があるベルリン芸術大学のアヒム・ハイネ教授が担当。針やアプライドインデックスのデザイン、ケースのフォルム、リューズに施された特殊ローレット、カメラのフロントレンズを思わせるドーム型風防などに、ライカ歴代製品の特徴がさりげなく取り入れられています。
クロージングブレード方式のパワーリザーブインジケーターを搭載。
ベルトは「ライカL1」がブラックのカーフレザー、「ライカL2」はマットブラックのアリゲーターレザー。裏面はいずれもレッドが使われています。
■美しいムーブメントを見て楽しめるシースルーバック
裏蓋には高硬度で耐傷性に優れたサファイアガラスを採用し、ムーブメントの動きを見て楽しめるシースルーバック仕様。風防と裏蓋の両面に無反射コーティングが施されています。
ライカL1 |
ライカL2 |
■シャッターボタンのような機構を取り入れたリューズ
カメラの軍艦部を思わせる、側面のデザイン。リューズにライカレンズのレンズ着脱マークのようなレッドのセラミック製インサートが付いています。
ダイヤルにステータスを表示する機能を備えた、特許取得のプッシュ式リューズを採用。リューズをカメラのシャッターボタンのように押し込むことで時計が停止し、スモールセコンド針がゼロの位置に戻ります。さらにもう一度押し込むと時計が動き始めるという、オリジナリティあふれる仕組みになっています。
■「ライカL2」にはGMT機能搭載も搭載
「ライカL2」は、「ライカL1」の機能に加え、第2時間帯表示 (12時間表示のベゼル)、デイ&ナイト表示、GMT設定リューズを搭載しています。
ライカWatch L1 / L2 主な仕様
ムーブメント巻上方式 手巻
振動数 28,800振動/時 (4Hz/秒)
石数 26石
パワーリザーブ 60時間以上
表示 時刻表示 (時針、分針、スモールセコンド針)、日付表示、パワーリザーブ表示 (クロージングブレード方式) [L2のみ] 第2時間帯表示 (12時間表示のGMTベゼル)、デイ&ナイト表示
材質 [ケース] ステンレススチール (316L) [ダイヤル / GMTベゼル / 日付表示窓] 高強度アルミニウム [風防 / 裏蓋] サファイアガラス [ストラップ] カーフレザー (L1)、アリゲーターレザー (L2) [バックル] ステンレススチール
防水性能 50m 5ATM (ISO2281準拠)
ケース外寸 直径41×厚さ14.5mm
〈文〉佐藤陽子