OMデジタルソリューションズは、小型軽量な望遠ズームレンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0 PRO」を2022年3月に発売する。マイクロフォーサーズシステム規格に準拠し、35mm判換算で80〜300mm相当の画角をカバーする。希望小売価格は159,500円 (税込)。
<2022.3.4> 発売日が2022年3月25日に決定。
世界最小・最軽量※で、開放F値2.8固定の望遠ズーム「M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO」に迫る高画質を両立した開放F値4.0固定のM.ZUIKO PROレンズだ。本格的な望遠撮影が手軽に楽しめる。
※2022年2月15日現在、F値固定の35mm判換算300mm相当対応の望遠ズームレンズとして。OMデジタルソリューションズ調べ。
■光学性能
「M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO」の基本構成を継承した“新時代の望遠ズームレンズ”。EDレンズ2枚、スーパーEDレンズ1枚、HRレンズ1枚などの特殊レンズを効果的に配置した9群15枚構成の光学設計を採用し、望遠レンズで発生しやすい色収差を徹底的に抑制。小型軽量ながら、ズーム全域・画面全体で絞り開放から高解像を実現する。
ZERO (Zuiko Extra-low Reflection Optical) コーティングを採用し、ゴーストやフレアを徹底的に排除。逆光などの厳しい条件下でもクリアな描写を得ることができる。
■マクロ撮影性能
最短撮影距離は、ズーム全域で70cmを実現。望遠端では最大撮影倍率0.41倍 (35mm判換算) のクローズアップ撮影が可能で、深度合成モードにも対応する。
■圧倒的な小型軽量化
沈胴機構の採用により、全長約99.4mm (使用時約124mm)・質量約382gの圧倒的な小型軽量化を実現。F値固定で300mm相当の望遠ズームレンズとしては、発表時点で世界最小・最軽量となっている。
■操作性
ズーム操作でレンズ全長が変わらないインナーズーム方式を採用し、ズーミング時の重心変化を抑制した。さらに、前側に配置するレンズを徹底的に小型軽量化することで、重量感を大幅に軽減。望遠レンズでも鏡筒が長くならないため前側が重くならず、軽快に撮影することができる。
■防塵・防滴性能
保護等級IP53に対応した防塵・防滴性能、−10℃の耐低温性能を備え、過酷な環境でも安心して撮影ができる。最前面のレンズには、撥水・撥油・防汚に加えて摩擦低減効果もあるフッ素コーティングを施している。
OM SYSTEM M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0 PRO 主な仕様
マウント マイクロフォーサーズマウント
焦点距離 40〜150mm (35mm判換算 80〜300mm相当)
レンズ構成 9群15枚 (EDレンズ2枚、スーパーEDレンズ1枚、HRレンズ1枚、非球面レンズ2枚)
絞り羽根枚数 7枚 (円形絞り)
画角 30°〜8.2°
最大口径比 F4.0
最小口径比 F22
最短撮影距離 0.7m
最大撮影倍率 W 0.07倍、T 0.3倍 (35mm判換算 W 0.13倍相当、T 0.41倍相当)
フィルター径 φ62mm
最大径×全長 φ68.9×99.4mm
質量 382g (レンズキャップ、レンズリアキャップ、レンズフードを除く)
付属品 レンズキャップ LC-62G、レンズリアキャップ、レンズフード LH-66E、ラッピングクロス