エプソン販売が実施した写真コンテスト「エプソンフォトグランプリ 2021」「meet up! -selection- 2021」プリント部門の受賞作品が発表されました。
両コンテストとも、2021年9月3日~11月15日に作品を募集。コロナ禍による行動制限の長期化を受け、過去に撮りためた作品や自然の中を1人で撮影した作品が多数寄せられたとのことです。受賞作品は、エプソンのフォトコンテストポータルサイトで審査員による講評とともに公開されています。
エプソンフォトグランプリ 2021
「エプソンフォトグランプリ2021」は、写真の表現力や撮影、プリント出力など、総合力が試されるインクジェットプリントが対象のコンテストです。応募数は、全4部門で13,099点。審査員は写真家の田沼武能さん、三好和義さんが務め、合計77点の入賞作品が選出されました。
全応募作品の中から選出されるグランプリは、モノクロ作品部門に応募した中島たかしさんの36枚組作品「天地開闢 (てんちかいびゃく) 人類がいない地球の姿が見られる場所」。モノクロ作品部門からグランプリが選出さるのは、全4部門から選出されるようになってから初めてだそうです。
アラスカの壮大な自然を多様な視点から撮影した中島さんの作品について、田沼武能さんは「あえてモノクロに仕上げていることで、作者のプロとしての信念が感じられます」と評しています。また、三好和義さんはプリントの巧みさについてもコメントしています。
meet up! -selection- 2021 プリント部門
「meet up! -selection-」は、テーマもプリント方法も自由で、初心者もチャレンジしやすいフォトコンテスト。鉄道写真家の中井精也さんが審査員を務め、応募総数1,883点から58点の入賞作品が選出されました。
優秀賞は、クツナヒロシさんの「ちいさなおともだち」、奥谷裕さんの「雨宿り」、水野瑛太さんの「解放」の3作品。中井さんは、「プリントを通して自分の思いを伝えようという姿勢を強く感じられる作品が増え、僕自信も大きな刺激を受けました」と総評で語っています。
一瞬の出会いを見事に捉えたクツナヒロシさんの作品「ちいさなおともだち」。 |
重厚なプリントで被写体の温度感まで表現された奥谷裕さんの作品「雨宿り」。 |
エプサイトギャラリーで受賞作品を展示
「エプソンフォトグランプリ 2021」「meet up! -selection- 2021」プリント部門の入賞作品が迫力のプリントで鑑賞できる「エプソンのフォトコンテスト2021 入賞作品展」が、2022年3月15日までエプソンスクエア丸の内 エプサイトギャラリーで開催中です。なお「meet up! -selection- 2021」データ部門の入賞作品展は、2022年6月頃に開催予定です。
会期 2022年2月24日 (木) ~3月15日 (火)
会場 エプソンスクエア丸の内 エプサイトギャラリー
住所 東京都千代田区丸の内3-4-1 新国際ビル1F
開館時間 11:00~17:00
休館日 日曜
入場料 無料
〈文〉佐藤陽子