ワイドトレードは、Leofoto (レオフォト) の新しいスタイルの自由雲台「MHシリーズ」4モデルを2022年3月31日に発売した。
自由雲台「MHシリーズ」には、耐荷重とサイズの異なる4モデルがあるが、その構造は共通。一般的な自由雲台とは逆にボール部分が台座側にあり、雲台本体がこのボールに被さる上下反転構造となっている。これにより、固定力を重視した自由雲台に比べ、重心位置が高く、動体を追う操作がスムーズになる。
握りやすい大型ハンドルを捻ることで、ボールヘッドを緩めたり、閉めたりできるので、ファインダーを覗きながら片手で構図の調節ができる。このスムーズな操作感により、スポーツや野鳥の撮影など、望遠レンズを使って動体撮影を行う、あるいは動画を撮るのに最適だという。
バイクのハンドルから着想を得たという大型のハンドルには、滑り止めのラバーが巻かれ、確実にグリップできる。ハンドルは引き出して、長くすることも可能。また、ハンドル基部にあるシルバーのリングによってボールヘッドのフリクションを調節できる点も操作性の向上に大きく寄与する。
アルカスイス互換のプレートに対応し、機材の着脱を素早く行える。長いプレートを使えば、前後の重量バランスを取ることができるのも、アルカスイス互換雲台のメリット。カメラ台には水準器を装備。雲台基部にはパンニングロックノブを備えている。
上下反転構造とした効果の1つとして、雲台の中に水が溜まりにくい点も挙げられる。これによりメンテナンスが容易なものとなる。
Leofoto MH-60
MHシリーズ最大の自由雲台で、耐荷重は30kg。ボール径が60mmと巨大で、重量のあるカメラ、レンズの使用にも対応する。希望小売価格は69,300円 (税込)。
Leofoto MH-50
MH60に次いでボール径が大きく、重い機材への対応とズムーズな動きが期待できるモデル。希望小売価格は55,000円 (税込)。
Leofoto MH-40
一般的な自由雲台に近いボール径を持つスタンダードモデル。カメラ台のサイズが「MH-60」「MH-50」より小さくなり、軽量化されている。希望小売価格は44,000円 (税込)。
Leofoto MH-35
MHシリーズ最小で、重量は「MH-60」の半分近くと軽量なモデル。コンパクトな機材と組み合わせて使用する。希望小売価格は29,700円 (税込)。