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ニコン人気連載の書籍化第2弾!未発表の内容も含む“完全版”『ニッコール千夜一夜物語 II』 発売

「カメラとフォトグラフィーと人」をテーマとするカメラ・写真誌「カメラホリック」から、Caneraholics select『ニッコール千夜一夜物語 II』が発売された。

2021年9月に発売された『ニッコール千夜一夜物語 I』は、オールカラーでの作例掲載および資料的価値の高さなどが話題となった。

今回の第2弾では「第四十一夜」から「第八十三夜」(未発表)までを収録。

本書では、連載時の記事に対してレンズのスペックなどを追加して資料性を高めるとともに、記事内容については一部書き下ろしたり情報の修正等を入れたりし、「完全版」としての一冊になった。

「ニッコール千夜一夜物語」とは?

「ニッコール千夜一夜物語」とは、ニコンの光学設計者ふたりがニコン製レンズの開発ストーリーや性能を実写(作例)とともに解説するという人気連載企画。

ニコンの会報誌「ニッコールクラブ」に1998年12月号から連載が開始され、第43回からはニコンのウェブサイトにその場を移して、現在第80回。

「アサヒカメラ」(朝日新聞出版刊/2020年休刊)では2014年5月から再録として休刊まで掲載されていた。その連載をまとめたものを『ニッコール千夜一夜物語 ~レンズ設計者の哲学と美学』(朝日ソノラマ・クラシックカメラ選書)として2005年に刊行。

連載記事は基本的に、1回につき1本のレンズを取りあげており、当時の設計者が何を考えていたか、どんな写りをするのか、現役の光学設計者がひもといていく。

著者プロフィール

佐藤治夫 Haruo Sato(株式会社ニコン 光学本部 シナジー推進部 企画課 主幹研究員)

1963年、東京都出身。1985年に日本光学工業(現ニコン)に入社し、光学設計部門に配属。36年間ニッコールレンズの設計を行い、現在も現役設計者として従事。これまで35本以上のニッコールレンズを設計し発売している。代表作は「Ai AF Zoom NIKKOR 24-120mmF3.5-4.5D」「AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G」など。

大下孝一 Koichi Ohshita( 株式会社ニコン 光学本部 第三設計部)

1962年、広島県出身。子どものころから星を見ることが好きで、それが高じて1985年に日本光学工業(現ニコン)に入社。ニコノスRS用の「R-UW AF 28mm F2.8」を最初に手がけ、以来ファインダー、交換レンズ、COOLPIXカメラ用レンズの設計に携わる。交換レンズでは「AI AF Nikkor 85mm f/1.4D IF」や「AI Nikkor 45mm F2.8P」などを設計。

書籍情報

Cameraholics select『ニッコール千夜一夜物語 II』
定価:3,300円(税込)
著者:佐藤治夫、大下孝一
判型:B5判