書籍『世界で一番美しいクラゲ図鑑』が発売された。
夜や深海などの暗い海に浮遊するクラゲのビジュアルは美しく、ダイバーだけでなく、数多のファンが多い。
近年では“癒やし”をキーワードに、各地の水族館がクラゲ展示に力を入れらているとのこと。
本書は、写真家としても世界的に知られる編者の水口博也および、クラゲの研究者、写真家として知られる戸篠祥の写真で解説。
さらには近年ダイバーたちが夜の海で撮影する美しく、学術的にも意味のある写真を集めて写真集として圧倒的に見応えがあると同時に、研究者たちからの寄稿もあわせ、読んでも楽しい一冊だ。
本書の制作にあたっては、クラゲ水族館として知られる山形県の加茂水族館、新江ノ島水族館、名古屋港水族館、サンシャイン水族館などの協力も得て、情報の精緻さも魅力である。
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編著者プロフィール
水口 博也(ミナクチ ヒロヤ)
1953年生まれ。京都大学理学部動物学科卒業後、出版社にて自然科学系の書籍の編集に従事。1984年フリーランスとして独立。以来、世界中の動物や自然を取材して数々の写真集を発表。1991年『オルカ アゲイン』で講談社出版文化賞写真賞受賞。著書に『世界で一番美しい シャチ図鑑』『世界で一番美しい クジラ&イルカ図鑑』『世界で一番美しい ペンギン図鑑』『世界で一番美しい野生ネコ図鑑』『ペンギンごよみ365日』『シャチ生態ビジュアル百科』『クジラ&イルカ生態ビジュアル図鑑』『イルカ生態ビジュアル百科』など多数。
戸篠 祥(トシノ ショウ)
1986年生まれ。北里大学水産学部水産学研究科博士課程修了。日本各地でクラゲ類を採集し、様々な新種や日本初記録種を発見。現在は公益財団法人黒潮生物研究所で黒潮流域のクラゲ類について研究を進めている。2019年、日本プランクトン学会論文賞受賞。学生時代からクラゲ類の撮影を続ける。「クラゲ類の生態学的研究」(生物研究社)、「Marine Aquarist」(エムピージェー)など、クラゲ類に関する書籍の執筆を行っている。
書籍概要
書 名:世界で一番美しいクラゲ図鑑
編著者:水口 博也、戸篠 祥
仕 様:AB判、160ページ
定 価:2,970円(税込)
発売日:2022年4月6日(水)