ニュース

自由に縦位置・横位置を切り替えできる新発想のアルカスイス互換プレート「ATOLL」

バッカー・ファインダー社がサポートしているSilence Corner社は、クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」で、縦位置と横位置の切り替えが自由にできるアルカスイス互換プレート「ATOLL」の先行販売プロジェクトを2022年4月12日より開始。プロジェクトの支援期間は5月24日までだが、スタートの2日後の段階で目標金額は1000%を突破した。

ATOLL
現在、1千万円を超える支援が集まっている。

 

「ATOLL」は二層式回転リング構造により、カメラを雲台に固定したまま縦位置、横位置の切り替えを瞬時に行える新発想のアルカスイス互換プレート。見た目は望遠レンズの回転式三脚座のようだが、レンズ外周部で固定するのではなくカメラの三脚座で固定する仕様となっており、仕組みは大きく異なる。

ATOLL

 

L型プレートは、バリアングル液晶モニターと干渉したり、一度雲台から外さないと縦位置・横位置の切り替えができなかったり、光軸がズレてしまったり、不便な点が多くある。これに対して「ATOLL」は可動式の液晶モニターに干渉せず、雲台に付けたまま角度の変更ができ、光軸がズレることもない。しかも、「ATOLL」をカメラに付けたままレンズの交換ができる。

ATOLL

 

「ATOLL」は航空機に使われるアルミニウム合金製で、軽量かつ高強度で、耐久性も優れている。装着できる機材は2kgまで。二層式回転リングの内側がカメラを固定するプレートにネジ止めされており、外側のリングがアルカスイス互換のプレートと一体化されている。0°/ 90°/ 180°の3か所にクリックがあり、締め付けネジで固定する。

ATOLL

 

「ATOLL」は使用するカメラに合わせ、3つのサイズが用意されている。ソニーαシリーズ用の「ATOLL S」、キヤノン EOS Rシリーズ、ニコンZシリーズなどのフルサイズミラーレス向けの「ATOLL C」、キヤノンやニコンのフルサイズデジタル一眼レフ向けの「ATOLL D」の3タイプ。機種によっては、ボディの形状やボタンの配置などにより、可動範囲に制限が出るものもある。

ATOLL
最大360°回転できるため雲台から吊り下げるように固定してもカメラは逆さまにならない。

 

なお、2022年5月24日まで東京・渋谷パルコ内「BOOSTER STUDIO」で実機を展示しており、自分のカメラで試すことも可能。

支援額 (税・送料込)

  • ATOLL 1点 11,500円
  • ATOLL 2点 19,500円 (早割) 先着100名
  • ATOLL 2点 21,000円
  • カメラプレート (追加購入) 1,500円

※カメラプレートの単独購入はできない。

ATOLL S

内径 63.5mm
サイズ 90.45×73.9×94mm
重量 100g
対応機種 ソニーαシリーズ (フルサイズ機・APS-Cサイズ機)
付属品 カメラプレート (スタンダード)
一般販売予定価格 13,000円 (税込)

ATOLL C

内径 75mm
サイズ 90.45×88.9×108.6mm
重量 108g
対応機種 キヤノン EOS Rシリーズ (EOS R3を除く)、ニコンZシリーズ (Z 9を除く)、パナソニック LUMIX S1 / S5、ライカ SL2
付属品 カメラプレート (スタンダード)
一般販売予定価格 13,000円 (税込)

ATOLL D

内径 75mm
サイズ 115×88.9×108.6mm
重量 116g
対応機種 キヤノン EOS 5D / 6Dシリーズ、ニコン D600 / D700 / D800シリーズ
付属品 カメラプレート (ロング)
一般販売予定価格 13,000円 (税込)

ATOLL カメラプレート スタンダード

サイズ 41.3×45.3×13.4mm
重量 24g
一般販売予定価格 1,500円 (税込)

ATOLL カメラプレート ロング

サイズ 65.85×45.3×13.4mm
重量 33g
一般販売予定価格 1,500円 (税込)