ソニーは、広角レンズ「E 15mm F1.4 G」を2022年6月24日に発売する。価格はオープン。市場想定価格は100,000円前後 (税込)。
「E 15mm F1.4 G」は、APS-Cサイズセンサー対応の単焦点レンズとしては初となる高性能Gレンズ。35mm判換算22.5mm相当の広い画角を持ちながら、開放F1.4と明るい。ボケを生かした撮影ができる広角レンズとしての魅力を持っている。
■光学性能
非球面レンズ3枚と色収差を補正するED (特殊低分散) ガラス1枚、より強い色収差補正能力を持つスーパーEDガラスを含む12群13枚のレンズ構成。諸収差を効果的に抑制することで画面中心部からすみずみまで高い解像性能を実現している。
■美しいボケ描写と高い近接撮影能力
大口径F1.4と球面収差の最適なコントロール、7枚羽根の円形絞りにより、滑らかな背景ボケを実現。Gレンズにふさわしい上質な描写性能を得ることができる。開放F値の明るさは暗所での撮影にも有利で、夜や室内での撮影でもシャッタースピードを落とさずに撮影できる。絞りリングも搭載し、レンズ側で絞りをコントロールすることも可能。
AF時に20cm、MFに切り換えると17cmまで被写体に近づくことができる高い近接撮影能力を持つ。MF時の最大撮影倍率は0.15倍で、小さな被写体に接近し、背景を大きくぼかすような撮り方ができる。
■高速・高精度なAF
光学系の中心部を移動させるインターナルフォーカシングを採用。移動する光学系が小さく、レンズの全長変化がなく、AFの高速化に大きく貢献している。光学系の両側に2基のリニアモーターを配置し、光軸のズレが起きないように高速で静かなピント合わせを行う。フォーカスモードスイッチとフォーカスホールドボタンも搭載される。
フォーカスリングは、リニア・レスポンスMFに対応。リング回転角度に対応したフォーカス移動が行われる。また、フォーカス移動時に生じるフォーカスブリージングを大幅に低減し、動画撮影にも安心して使うことができる。
■防塵・防滴に配慮した設計
外装は合金とエンジニアリングプラスチックを使用して、高耐久性と軽量化を両立。各部にシーリングを施し、防塵・防滴に配慮した設計となっている。
SONY E 15mm F1.4 主な仕様
型名 SEL15F14G
マウント ソニーEマウント
焦点距離 15mm (35mm判換算 22.5mm相当)
レンズ構成 12群13枚
画角 87°
開放絞り F1.4
最小絞り F16
絞り羽根枚数 7枚 (円形絞り)
最短撮影距離 AF時 0.20ｍ、MF時 0.17ｍ
最大撮影倍率 AF時 0.12倍、MF時 0.15倍
フィルター径 φ55mm
最大径×長さ φ66.6×69.5mm
質量 約219ｇ
付属品 レンズフード ALC-SH171、レンズフロントキャップ ALC-F55S、レンズリアキャップ ALC-R1EM