写真家・水島大介が写真集『おじいちゃんの写真集』を発売した。
本書は、数多くの俳優やモデルを撮影するなど、広告からドキュメントまで幅広い表現の場で活躍する写真家・水島大介がライフワークとして撮り続けた、祖父の穏やかで、質素で、美しい暮らしを収めた作品集。
壮大な人生を丁寧に歩み続けた祖父の、晩年の日々。
“おじいちゃん”の穏やかな暮らしを収めた写真と、その“孫”である写真家に宛てて書かれた手紙。
個人的な思い出のはずが、眺めているとまるで自身の故郷で実家のアルバムを開いているような、温かくて愛おしい感覚が感じられる一冊だ。
500枚を超える記憶の一枚一枚が、本当に豊かな暮らしとは何かを静かに語りかけてくるだろう。
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水島大介 コメント
畑で採れた野菜で作る優しい料理。無駄を出さない生活の知恵と工夫。大好きだった海。
お墓参りを欠かさず、近所の人たちとの交流を楽しむ……。
静岡県で暮らす96歳の祖父の、穏やかで満ち足りた暮らし―それはまるで、禅語の「吾唯足知(われ、ただたるをしる)」を体現しているようでした。
また、これを記念し、en one tokyo株式会社のギャラリー THE PLUG(東京都渋谷区)にて、2022年6月4日(土)~12日(日)に「おじいちゃんの写真集」出版展覧会が開催される。
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水島大介(みずしま・だいすけ)プロフィール
静岡県掛川市出身。2009年より横浪修氏に師事。2012年、カメラマンとして独立。2015年よりD-CORD所属。幼少期をともに過ごした祖父の写真は、独立以前から10数年にわたり撮り続けた。現在、パーソナルワーク、クライアントワーク共に、精力的に活動中。
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書籍情報
書名:おじいちゃんの写真集
著者:水島大介
デザイン:田中せり
定価:13,200円(税込)
判型:A4変形(240×230mm)
総頁:368頁
製本:上製本
出版社 : 青幻舎