市川ソフトラボラトリーは、高画質RAW現像ソフトと水中写真の調整方法に特化したマリンガイドブックをセットにした「SILKYPIX Developer Studio Pro11 〜Package for Marine〜」を2022年8月4日に発売した。参考価格は23,870円 (税込)。
汎用性の高いRAW現像ソフト「SILKYPIX (シルキーピックス)」の最新版となる「SILKYPIX Developer Studio Pro11」に、水中写真の調整方法に特化した専用の「マリンガイドブック」、ロゴ入りの「SILKYPIXオリジナルマリンバッグ」(容量5リットル) がセットになった特別パッケージ。
ソフト自体は通常の「SILKYPIX Developer Studio Pro11」と同じ。「Developer Studio Pro11」の数ある機能の中で、「マリンコントローラ機能」など水中写真を美しく仕上げるのに必要な機能・操作を解説したガイドブックが付属する点が、通常版との違い。
マリンコントローラ機能
■水中オートホワイトバランス
画像を解析して青みを取り除く方向でホワイトバランスを自動的に決定し、色温度と色偏差、色深度、水中色偏差を適切に設定できる。
■水中グレーバランスツール
写真の中に白いもの (あるいは無彩色のもの) が写っている場合、その部分を指定するだけで自動的にホワイトバランス、色深度、水中色偏差を適切に設定する。
■色深度
水深に対応したホワイトバランスを手動で調整する。
■水中色偏差
水の色により、緑がかったり、青みがかったりした画像を手動で調整する。
■色復元
水深が深くなるほど色の鮮やかさが失われ、色の変化が大きくなるが、色復元を調整することで、水中で失われがちな赤色や、それに伴って変化する色の復元を行う。
■濁り除去
水中のチリや浮遊物により、コントラストが低下する場合、光の散乱を除去し、濁りを緩和する。
水中写真向け基本機能
■水中用テイスト (プリセット)
「テイスト」というプリセットを水中用に5種類搭載。好みの「テイスト」をメニューから選択するだけで、調整できる。
■RAW/JPEG/TIFF対応
独自の技術「SILKYPIX RAW Bridge」機能により、JPEGやTIFFの画像データをRAWデータに近い状態に拡張することで的確な補正が可能。
■ファインカラーコントローラ
8つに分けられた色ごとにそれぞれ「色相」「彩度」「明度」の調整を行う。
■スポッティングツール
水中の浮遊物やイメージセンサーに付着したゴミの写り込みの自動消去や指定した場所をコピーして修正できる。
SILKYPIX Developer Studio Pro11 動作環境
<Windows>
- Windows 11/10/8.1 64bit版 (Windows 10タブレットモード、32bit版には非対応)
- Intel Core 2 Duo以上 またはAMD Athlon 64 X2以上のプロセッサー
- DirectX 10以上に対応したグラフィックボード
- 4GB以上のRAM (8GB以上を推奨)
- 20GB以上の空き容量があるハードディスク
- 1024×768以上の画面解像度をサポートするディスプレイ
<macOS>
- macOS 10.15/11/12
- Intel Core 2 Duo以上のプロセッサー
- 4GB以上のRAM (8GB以上を推奨)
- 20GB以上の空き容量があるハードディスク
- 1024×768以上の画面解像度をサポートするディスプレイ