北海道在住の写真家8人による写真集『絶景 北海道の鉄道』が発売された。
北海道内を走る鉄道風景の魅力を詰め込んだ。参加した8人の写真家は道内各地に住むが、7人は道外で生まれ、この地に魅せられて移り住んだ。
牧場の横を走る石勝線、雪の中を疾走する富良野線など、四季折々の北海道ならではの鉄道風景が堪能できるほか、学生をはじめこの路線を生活で使う人々の日常も記録されている。4つのエリアごとに写真をまとめ、廃止された4路線の記憶も残した。
絶景 北海道の鉄道
編著 番匠克久
体裁 B5判・176ページ
価格 2,640円(税込)
発売日 2022年5月27日
発行元 北海道新聞社
番匠克久 (Katsuhisa Bansho)
1965年大阪府生まれ、兵庫県育ち。1987年、関西学院大学卒業。同年、関西より北海道へ。現在、札幌を拠点とし、独特の視点による旅情あふれる鉄道風景を撮影している。主な写真集に『汽憶』(2006年)、『汽憶Ver.2』(2017年)、『日高線の記憶』(2021年)。
〈文〉市井康延