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最新の光学設計で生まれ変わったマクロレンズ「HD PENTAX-D FA MACRO 100mmF2.8ED AW」

リコーイメージングは、ペンタックスのマクロレンズ「HD PENTAX-D FA MACRO 100mmF2.8ED AW」を2022年11月18日に発売する。希望小売価格は10,100円 (税込)。

HD PENTAX-D FA MACRO 100mmF2.8ED AW

基本カラーはブラックだが、シルバーモデルも用意される。シルバーは世界限定300本で、公式オンラインストアとPENTAXクラブハウスのみで2022年10月28日に発売される。価格はブラックと同じ。

■最新光学技術でリニューアル

ペンタックスの中望遠100mmF2.8マクロレンズは、古くからあるK (KFA) マウントレンズの1つ。従来モデル「smc PENTAX-D FA MACRO 100mm F2.8 WR」は2009年発売で、姿こそ本製品に似ているが、光学系は2004年発売の「smc PENTAX-D FA MACRO 100mm F2.8」を踏襲していた。

本製品では光学系を一新。新たに特殊低分散 (ED) ガラス1枚、異常低分散ガラス2枚を採用した8群10枚とすることで、諸収差を補正。パープルフリンジの発生を大幅に抑えた。

可視光線での平均反射率を従来品より約50%以下に抑えたマルチコーティングを施し、FREE (後群分離型フォーカシング) システムの導入により、ゴーストやフレアの発生を抑制し、クリアな描写を実現した。

HD PENTAX-D FA MACRO 100mmF2.8ED AW
ブラック

■高い質感の外装はアルミ削り出し

外装は質感の高いアルミ削り出しの金属製。Limitedシリーズのレンズを思わせる高級感のあるデザインが採用されている。光学系を一新しながら、サイズは旧モデルとほぼ同じ小型軽量設計で、内部に水滴やホコリが入りにくい防塵・防滴構造としている。

HD PENTAX-D FA MACRO 100mmF2.8ED AW
シルバー

■操作性に優れたフォーカスリング

AFでピントを合わせた後、切り替えなしでフォーカスリングを操作して、ピントの微調整ができる「Quick-shift Focus System (クイックシフト・フォーカス・システム)」を採用。上質で滑らかな操作感を実現している。最短撮影距離は0.303m、ワーキングディスタンスは13cmを確保。被写体との距離を確保しながら等倍撮影が行える。

HD PENTAX-D FA MACRO 100mmF2.8ED AW
専用フード装着時

■特別なシリアルナンバーの製品は入札方式で販売

なお、ブラックの「0000001」と「0000100」、シルバーの「1000001」と「1000100」のシリアルナンバーが入った4本は、リコーイメージングストアで入札方式によって販売される。

入札締切
ブラック 2022年11月10日 (木) 23:59
シルバー 2022年10月24日 (月) 12:00

入札申込URL
https://ricohimagingstore.com/tender-pentax-hddfamacro100edaw.html

HD PENTAX-D FA MACRO 100mmF2.8ED AW 主な仕様

マウント ペンタックスKマウント
焦点距離 100mm (APS-Cサイズ機使用時 153mm相当)
画角 (対角) 24.5° (APS-Cサイズ機使用時 16°)
レンズ構成 8群10枚
開放絞り F2.8
最小絞り F32
絞り羽根枚数 8枚 (円形絞り F2.8〜F5.6時)
最短撮影距離 0.303m
最大撮影倍率 1.00倍
フィルター径 φ49mm
最大径×長さ 約φ65×80.5mm
質量 約348g (フード装着時 約387g)
付属品 レンズフード PH-RBE49、レンズキャップ O-LC49、レンズマウントキャップ K、レンズケース S80-120