ライカカメラは、ライカMマウントの広角レンズ「ライカ ズミルックスM f1.4/35mm」復刻版を2022年11月に発売する。カラーはシルバーのみ。販売価格は572,000円 (税込)。
<2023.10.10> 価格が627,000円 (税込) に改定されました。
「ズミルックスM f1.4/35mm」は、ライカMシリーズ用の大口径35mm広角レンズ。1961年に誕生。その後、仕様はそのままに35年以上も製造され続けたロングセラーモデルだ。発売当時は世界で最も明るい広角レンズとして高い評価を得た。コンパクトで約200gという軽さも人気に拍車をかけた。
特筆すべきは描写性能で、絞り開放ではふわりと柔らかな描写をし、F2.8まで絞るとシャープで歪曲収差もない優れた描写が得られるようになる。また、ボケの美しさから「True King of Bokeh (ボケの王様)」という異名を持つ。本製品はオリジナルと同じ光学設計に基づいて作られており、同様の描写が得られる。
外装や操作部もオリジナルを忠実に再現。「スチールリム」の通称で知られるステンレス製のフロントリング、固定できるフォーカスリングなどはそのまま。ブラックカラーのレンズフードも、オリジナルと同じデザインが採用されている。なお、オリジナルにはないフィルターが付けられる丸型フードも同梱される。
本製品はMシステムのオールドレンズの復刻版で構成される「クラシックシリーズ」のレンズで、「ライカ ズマロンM f5.6/28mm」「ライカ タンバールM f2.2/90mm」「ライカ ノクティルックスM f1.2/50mm ASPH.」に続く4機種目となる。
LEICA Summilux M f1.4/35mm 主な仕様
マウント ライカMバヨネット (6ビットコード付き)
カラー シルバー
フォーカス MF (マニュアルフォーカス)
焦点距離 35mm
レンズ構成 5群7枚
開放絞り F1.4
最小絞り F16
絞り羽根枚数 10枚
最短撮影距離 1.0m
フィルター径 E46
最大径×長さ 約φ66.5×26mm (先端からバヨネットフランジまで)
質量 約200g
付属品 角型フード、丸型フード