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旅の楽しみは“食”にあり! 味の記憶にまつわる旅の思い出を綴った『旅は旨くて、時々苦い』

山本高樹さんのフォトエッセイ『旅は旨くて、時々苦い』が発売された。

山本高樹『旅は旨くて、時々苦い』

 

旅の楽しみの一つは食にある。世界を旅してきた山本さんが、味の記憶にまつわる思い出を綴った。

メキシコでは多くの外国人観光客が食あたりを起こすので、「モクテスマの復讐」との言葉がある。無論、山本さんもその洗礼を受けた。ウイグル人の運転手にパンを渡すと、「中国人の作ったものは食べない」と拒否された。当時は見えなかった断絶の萌芽がそこにある。

巻頭の写真からは海外の喧噪が聞こえてくる。

山本高樹『旅は旨くて、時々苦い』

体裁 B6判変型・240ページ
価格 1,320円(税込)
発売日 2022年9月14日
発行元 産業編集センター

 

山本高樹 (Takaki Yamamoto)

著述家・編集者・写真家。2007年から約1年半の間、インド北部の山岳地帯、ラダックとザンスカールに長期滞在して取材を敢行。以来、この地域での取材をライフワークとしながら、世界各地を飛び回る日々を送っている。主な著書に『ラダックの風息 空の果てで暮らした日々 [新装版]』(雷鳥社)、『ラダック ザンスカール スピティ 北インドのリトル・チベット [増補改訂版]』(地球の歩き方)、『インドの奥のヒマラヤへ ラダックを旅した十年間』(産業編集センター) など。『冬の旅ザンスカール、最果ての谷へ』(雷鳥社) で第6回「斎藤茂太賞」を受賞。
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〈文〉市井康延