ロモジャパンは、香港のアーティスト Vivian HoとコラボしたLomography (ロモグラフィー) のインスタントフィルムカメラ「Lomo’Instant Automat & Lense – Vivian Ho」を2022年10月25日に発売した。公式オンラインショップ販売価格は20,800円 (税込)。
「Lomo’Instant Automat」は、35mm判換算で35mm相当の準広角レンズを搭載したインスタントフィルムカメラ。撮影時は富士フイルムのinstax miniフィルムを使用する。
ボディは箱型のシンプルな形状。露出は自動制御で、シャッタースピードが変化することで露出を調節する。ピント合わせは、3段階の距離を選ぶゾーンフォーカス方式を採用する。
この「Lomo’Instant Automat」は、これまでに複数のアーティストとコラボした特別モデルが存在するが、今回コラボしたのは香港在住のVivian Ho。日常的な風景を独特の色彩で表現したイラストレーションで知られる現代アーティストだ。本製品ではカメラの各面にVivian Hoの作品がプリントされており、その世界観を感じながら、撮影を楽しむことができるカメラとなっている。
■4種類のアタッチメントレンズが付属
本製品には、レンズ部に取り付けるだけで、ユニークな写真が撮れるアタッチメントが4種類付属している。撮りたい写真に応じて、ワンタッチで付けることができる。
1つは画角を90°まで広げるワイドアングルアタッチメント。35mm判換算で21mm相当の超広角レンズとなる。最短撮影距離は0.3mまで短縮される。
2つめは170°の画角を持つ魚眼レンズアタッチメント。円周魚眼タイプなので、円形の写真が撮れる。その周囲は黒いマスクがかかった状態となる。
3つめはクローズアップアタッチメント。被写体に10cmまで近づいて撮影できる。
4つめは多重露光撮影用の「Lomo’Instant Splizer」。このアタッチメントは画面を上下に2分割、または4分割して露光する羽根が組み込まれたもの。2回、あるいは4回シャッターを切って、複数の異なる瞬間に撮影した写真を1枚に表現できる。
■カラーフィルターで発光色を変更できる
また、内蔵するフラッシュ発光部に取り付けるカラーフィルターも付属。任意の色のフィルターを使い、発光色を変えることが可能。
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Lomography Lomo’Instant Automat & Lenses – Vivian Ho 主な仕様
使用フィルム 富士フイルム instax miniフィルム
露光サイズ 62×46mm
レンズ 60mm (35mm判換算35mm相当)
ピント合わせ ゾーンフォーカス (0.6m、1〜2m、無限遠の3段階)
シャッタースピード 1/250〜8秒 (オート)、バルブ
絞り F8、F22
露出補正 +1 / −1
内蔵フラッシュ 自動調光
多重露光 可能
フィルター径 43mm
フィルム排出 自動 (モーター制御)
電池 CR2×2 (6V)
付属品 シャッターリモコン付きレンズキャップ、ワイドアングルレンズアタッチメント、クローズアップレンズアタッチメント、魚眼レンズアタッチメント、Splitzer (多重露光用アタッチメント)、フラッシュ用カラーフィルター、シューティングカード、フォトステッカー、フォトクリップ