ロモジャパンは、Lomography (ロモグラフィー) の設立30周年を記念して、35mmフィルムカメラ「LC-A+」「LC-Wide」、中判フィルムカメラ「LC-A 120」の数量限定モデルを2022年12月中旬に発売する。
ロモグラフィーは、1992年にオーストリアのウィーンで創立された企業で、1980年代に旧ソ連で開発された「LOMO LC-A」を販売することからスタート。デジタルカメラが普及する中、一貫してアナログ写真にこだわり続けてきた。2022年に創立30周年を迎えることから、最初の製品である「LC-A」の後継機「LC-A+」、超広角レンズを搭載する「LC-Wide」、中判フィルムカメラ「LC-A 120」の3機種に特別なデザインを与えたアニバーサリーモデルを発表した。
Lomo LC-A+ 30th Anniversary Edition
ロモグラフィーの原点である「LC-A」の流れを組む35mmフィルムコンパクトカメラ。アニバーサリーエディションでは、ハンドクラフト革デザインが施され、背面には30周年を記念するメタルエンブレムが取り付けられている。販売価格は41,800円 (税込)。
32mmF2.8のレンズを搭載し、ビネット効果 (周辺光量落ち) のある独特な描写が魅力となっている。ピント合わせは目測のゾーンフォーカス式で、露出はオートのみ。多重露光モードを持つ。
＜作例＞
[使用フィルム] 35mmフィルム [焦点距離] 32mm [絞り] F2.8 / 3.5 / 5.6 / 8 / 11 / 16 [シャッタースピード] バルブ〜1/500秒 (オート) [ISO感度] ISO 100、200、400、800、1600 [ピント合わせ] ゾーンフォーカス式 (0.8m、1.5m、3m、無限遠の4つのポジション) [多重露光モード] あり [電池] LR44 3本
Lomo LC-Wide 30th Anniversary Edition
「LC-A+」のボディに17mm超広角レンズを搭載した35mmフィルムカメラ。アニバーサリーエディションでは、ハンドクラフト革デザインが施され、背面には30周年を記念するメタルエンブレムが取り付けられている。販売価格は52,800円 (税込)。
17mmF4.5の超広角レンズを搭載。ピント合わせは目測のゾーンフォーカス式で、露出はオートのみ。多重露光モードを持つ。また、フィルム装填時に専用のマスクを取り付けることで、ハーフサイズ、スクエアサイズでの撮影も可能になる。
＜作例＞
[使用フィルム] 35mmフィルム [焦点距離] 17mm [絞り] F4.5 / 5.6 / 8 / 11 / 16 [シャッタースピード] バルブ〜1/500秒 (オート) [ISO感度] ISO 100、200、400、800、1600 [ピント合わせ] ゾーンフォーカス式 (0.4〜0.9m、0.9m〜無限遠の2つのポジション) [多重露光モード] あり [電池] LR44 3本
Lomo LC-A 120 30th Anniversary Edition
気軽にフィルム写真を楽しめる「LC-A＋」のコンセプトを受け継いだ中判フィルムカメラ。アニバーサリーエディションでは、ハンドクラフト革デザインが施され、背面には30周年を記念するメタルエンブレムが取り付けられている。販売価格は62,800円 (税込)。
35mm判換算で21mm相当になる38mmF4.5の超広角レンズを搭載。強力なビネット効果が得られる。フィルムは120フィルムに対応し、正方形の6×6フォーマットで撮影できる。ピント合わせは目測のゾーンフォーカス式で、露出はオートのみ。多重露光モードを持つ。
＜作例＞
[使用フィルム] 120フィルム (6×6フォーマット) [焦点距離] 38mm [絞り] F4.5 / 5.6 / 8 / 11 / 16 [シャッタースピード] バルブ〜1/500秒 (オート) [ISO感度] ISO 100、200、400、800、1600 [ピント合わせ] ゾーンフォーカス式 (0.6m、1m、2.5m、無限遠の4つのポジション) [多重露光モード] あり [電池] LR44 3本
ロモグラフィー30周年記念のオリジナルグッズ
アニバーサリーエディションのカメラに付属するメタルエンブレムは、ピンバッジ、マグネット、ステッカーとしても数量限定で販売される。販売価格は、ピンバッジが680円、マグネットが780円、メタルステッカーが680円 (すべて税込)。