市川ソフトラボラトリーは、RAWデータ変換アプリ「SILKYPIX RAW Converter」(Windows用) を2022年11月16日に発売した。ダウンロード版のみの提供で、価格は7,700円 (税込)。ISLオンラインショップで購入できる。
本製品はSILKYPIXの最新画像処理エンジンを使い、さまざまなデジタルカメラで撮影された独自フォーマットのRAWデータを汎用性の高いRAW (DNG)、TIFF、JPEG形式で書き出すことができる。データ変換時には、高度なデモザイク処理やノイズ除去技術が適用され、高画質化された画像データが得られる。
「SILKYPIX RAW Converter」の特長は5つ。1つは、「SILKYPIX Developer Studio Pro11」より搭載された最新のデモザイク処理「クリアビュー」を適用することで、細部の解像感を高めることができること。古いデジタルカメラで撮影した画像、過去の撮影画像をより高精細な画像に仕上げることが可能となる。
2つめは、自然な仕上がりとなる強力なノイズリダクション。高感度撮影時や長時間撮影時の画像などで生じるザラザラ感や色ノイズを、シャープ感を損なわずに抑える。ISO感度やセンサーの種別に応じて適切なノイズリダクションが適応される点も大きな魅力。
3つめは、独自の広色域な3Dカラーマッピングを用い、どの色相に対してもバランスのよい色再現を行えること。そのため、異なるカメラで撮影した画像も色味を統一できる。
4つめは、高い階調再現性。RAWデータの持つ画像情報をフルに活用し、美しいグラデーション表現を実現している。
5つめは、さまざまなカメラメーカー、機種のRAWデータ形式に対応すること。主要カメラメーカーだけでなく、シグマのdp Quattroシリーズや富士フイルムのX-Transセンサー搭載機種など、汎用の画像編集ソフトでは処理できない機種の画像データの取り扱いも可能。さらにiPhoneやGo ProなどのRAWデータにも対応する。対応機種は市川ソフトラボラトリーのWEBサイトで確認できる。
SILKYPIX RAW Converter 動作環境
- Microsoft Windows 11 / 10 / 8.1 64bit版
※32bit版、Windows 10 のタブレットモードには非対応 - Intel Core 2 Duo 以上 または AMD Athlon 64 X2 以上のプロセッサー
- 4GB以上のRAM (8GB以上推奨)
- 20GB以上の空き容量のあるハードディスク
- 1024×768以上の画面解像度をサポートするディスプレイ