パナソニックは、マイクロフォーサーズマウントの大口径標準ズームレンズ「LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-35mm / F2.8 ASPH. / POWER O.I.S.」を2023年2月16日に発売する。希望小売価格は115,500円 (税込)。
本製品は、2017年3月に発売された大口径標準ズームレンズ「LUMIX G X VARIO 12-35mm / F2.8 II ASPH. / POWER O.I.S.」をリニューアルしたマイクロフォーサーズ用の大口径標準ズームレンズ。レンズの形状やサイズ、レンズ構成は従来機種どおりだが、LEICA DGレンズ化するにあたり、各部の見直しが図られた。
リニューアルのポイントの1つは、ゴースト・フレア対策とレンズ硝材の変更によって、クリアでヌケの良い描写を実現したこと。従来機種より透過率の高い硝材に変更することで、自然な色味を再現することにつながった。特に青空の描写が改善されている。レンズ機構の改良とレンズコーティングの変更により、ゴーストやフレアの抑制効果も高まった。
ポイントの2つめは、最短撮影距離の短縮。従来機種の最短撮影距離はズーム全域で0.25m、テレ端の35mm時の撮影倍率がもっとも高く0.17倍だった。これに対して本製品では、ズームのワイド寄りの最短撮影距離が短くなり、12mm時には0.15mを実現。最大撮影倍率は0.21倍 (17mm時) に向上した。
ポイントの3つめは、LEICA DGレンズ化に伴うデザインの高品位化。外装の塗装を現行機の光沢アリから、落ち着いた光沢ナシに変更。ボディ表面の刻印もライカフォントに変更された。
ボディの手ブレ補正機構と連動する「Dual I.S. 2」を引き続き搭載。防塵・防滴仕様で、−10℃の耐低温設計となっている。
Panasonic LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-35mm / F2.8 ASPH. / POWER O.I.S. 主な仕様
品番 H-ES12035
マウント マイクロフォーサーズマウント
焦点距離 12〜35mm (35mm判換算 24〜70mm相当)
開放絞り F2.8
最小絞り F22
画角 (対角) 84°〜34°
レンズ構成 9群14枚 (非球面レンズ4枚、UEDレンズ1枚、UHRレンズ1枚)
絞り羽根枚数 7枚 (円形絞り)
最短撮影距離 0.15m (W) / 0.25m (T)
最大撮影倍率 0.21倍 (17mm時、35mm判換算0.42倍)
フィルター径 φ58mm
最大径×長さ φ67.6×約73.8mm
質量 約306g
付属品 レンズフード、レンズキャップ、レンズリアキャップ、レンズポーチ