新美敬子さんのフォトエッセイ『世界のまどねこ』が発売された。
テレビCMでも猫と窓の物語が制作されているが、このシチュエーションは実に魅力的だ。南仏からオランダ、イタリア、中央アジアなど各国で見つけた「まどねこストーリー」を存分に集めた。
フランス・カヴァイヨンでは格子から顔をのぞかせ、ポルトガルでは2階の窓から片足を投げ出して遠くを見つめる猫がいる。新美さんは短い文章で、その瞬間の出会いを語る。ページを開くたびに新しいストーリーが広がる。
新美敬子『世界のまどねこ』
体裁 A6判・256ページ
価格 1,012円(税込)
発売日 2022年10月14日
発行 講談社
新美敬子 (Keiko Niimi)
1962年、愛知県生まれ。犬猫写真家。1988年よりテレビ番組制作の仕事につき、写真と映像を学ぶ。世界を旅して出会った猫や犬と人々との関係を、写真とエッセイで発表し続けている。近著に『猫のハローワーク』『猫のハローワーク2』(講談社文庫)、『世界の看板にゃんこ』(河出書房新社)、『わたしが撮りたい”猫となり”』(主婦の友社) など。
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〈文〉市井康延