焦点工房は、銘匠光学のAPS-C対応標準レンズ「TTArtisan (ティーティーアーティザン) 35mm f/0.95 C」を2022年12月23日に発売した。対応するマウントは、キヤノンRF、キヤノンEF-M、ソニーE、ニコンZ、富士フイルムX、L (ライカ・パナソニック・シグマ) の6種類。希望小売価格は40,000円 (税込)。焦点工房オンラインストアでの販売価格は32,400円 (税込)となっている。
本製品は、APS-Cサイズセンサーに対応したミラーレスカメラ用のMFレンズ。APS-Cサイズ機使用時に35mm判換算で53mm相当 (キヤノンのみ56mm相当) の標準レンズとなる。F0.95の開放F値を持つTTArtisanの超大口径レンズは、「TTArtisan 50mm f/0.95 C」に続く2本目。
レンズ構成は5群7枚。後群に2枚の高屈折レンズを採用して像面湾曲や球面収差を補正し、高い光学性能を実現している。開放F値は0.95と非常に明るく、超大口径レンズならではのボケを生かした表現を楽しめる。また、金属製の外装を持つ鏡筒は質感が高く、視覚的にも楽しめるレトロデザインを採用している。
なお、電気接点を持たない完全マニュアルレンズなので、カメラのメニューで「レンズなしレリーズ」をONにする必要がある。
＜作例＞
銘匠光学 TTArtisan 35mm f/0.95 C 主な仕様
マウント キヤノンRF、キヤノンEF-M、ソニーE、ニコンZ、富士フイルムX、L (ライカ・パナソニック・シグマ)
撮像画面サイズ APS-Cサイズ
フォーカス MF (マニュアルフォーカス)
焦点距離 35mm
開放絞り F0.95
最小絞り F16
レンズ構成 5群7枚 (高屈折レンズ2枚)
絞り羽根枚数 10枚
最短撮影距離 0.35m
フィルター径 φ52mm
最大径 φ56〜63mm ※
全長 約39〜43mm (マウント部を除く) ※
質量 約250〜265g ※
※マウントによりサイズ、質量が異なる