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超広角20mmからスタート! 新時代のスタンダード標準ズームレンズ「ソニー FE 20-70mm F4 G」

ソニーは、フルサイズ対応の標準ズームレンズ「FE 20-70mm F4 G」を2023年2月10日に発売する。価格はオープン。市場推定価格は185,000円前後 (税込)。

FE 20-70mm F4 G

 

「FE 20-70mm F4 G」は、描写性能、AF性能、動画撮影時の操作性のすべてで高いパフォーマンスを発揮する新たなスタンダードズームGレンズ。超広角20mmから中望遠70mmまでの広い焦点域をカバー。ズーム全域で開放F4の明るさを維持し、小型・軽量デザインで実現した。

FE 20-70mm F4 G
α1 装着時

■ズーム全域で高い解像性能を発揮

レンズ構成は、高度非球面AA (advanced aspherical) レンズ2枚と非球面レンズ1枚、ED (特殊低分散) ガラス3枚、ED非球面レンズ1枚を含む13群16枚。色収差と球面収差を同時に補正し、ズーム全域で画面中心部から周辺部まで高い光学性能を実現している。

優れた光学設計とレンズコーティングの最適化により、ゴーストやフレアを抑制。また、9枚羽根の円形絞りと球面収差の最適化により、Gレンズに相応しい美しいボケ味が得られる。

FE 20-70mm F4 G
ズーム先端側から順にフォーカスリング、ズームリング、絞りリングの3つのリングをレイアウト

■高速AFと高いトラッキング性能

インナーフォーカスの採用とXD (extreme dynamic) リニアモーター2基の搭載により、従来機として位置づけられる「Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS」に比べて、AFスピードで約60%の高速化、トラッキング (動体への追従) 性能では約2倍に向上している。

静止画撮影時には、「α1」の最高30コマ/秒の高速連写でも被写体にしっかりとピントを合わせ、ハイフレームレート動画の撮影時には被写体の動きをなめらかに捉え続けることができる。

FE 20-70mm F4 G
α1 装着時

■ズーム全域で高い近接撮影能力を発揮

最短撮影距離はワイド端で0.3m、テレ端で0.25mと短く、MF時にはズーム全域で0.25mになるなど、高い近接撮影能力を持つ。小さな花の撮影やテーブルフォト、Vlog撮影など、幅広いシーンで高い利便性を発揮する。

FE 20-70mm F4 G
α7C 装着時

防塵・防滴に配慮した設計をとり、レンズの最前面にはフッ素コーティングを施し、汚れが付着しにくく、付着した場合にも簡単に拭き取れる。

■動画撮影にも最適

ワイド端の20mmという焦点距離は、アスペクト比16:9や2.35:1の動画撮影時でも、広い画角が得られる。フォーカスブリージング (フォーカス中の画角変動) を抑制する設計となっており、カメラ側の「ブリージング補正機能」にも対応し、ピント移動時の画角変化を抑える。

MF時の繊細なフォーカスリング操作にも即座に反応する「リニア・レスポンスMF」に対応し、リング回転角度に応じたフォーカス移動も可能。

絞りリングは、クリックのON/OFFを切り替え可能で、クリック音をなくし、シームレスな絞り操作ができる。

FE 20-70mm F4 G
絞りリングの脇にクリックのON/OFF切り替えスイッチ

SONY FE 20-70mm F4 G 主な仕様

型名 SEL2070G
マウント ソニーEマウント
焦点距離 20〜70mm (APS-Cカメラ装着時の35mm判換算 30〜105mm相当)
開放絞り F4
最小絞り F22
画角 (対角) 94°〜34° (APS-Cカメラ装着時の35mm判換算 70°〜23°相当)
レンズ構成 13群16枚
絞り羽根枚数 9枚 (円形絞り)
最短撮影距離 AF時 0.3m (W) 〜0.25m (T)、MF時 ズーム全域0.25m
最大撮影倍率 0.39倍
フィルター径 φ72mm
最大径×長さ φ78.7×99mm
質量 488g
付属品 ソフトケース、レンズフード ALC-SH174、フロントキャップ ALC-F72S、リアキャップ ALC-R1EM