DxO Labs (ディーエックスオー ラボ) は、RAWファイルのノイズ除去や光学補正をすることで高画質化するソフトウェア「DxO PureRAW 3」を2023年3月15日に発売した。
「DxO PureRAW 3」は、単体でも「Adobe Lightroom Classic」のプラグインとしても機能する。価格は14,900円、アップグレード版は8,900円 (いずれも税込)。 DxOのWEBサイトでダウンロード購⼊できる。
旧製品も含めてほとんどのカメラのRAWファイルに対応しており、汎用性の高いリニアDNG形式のファイルを生成。RAW (DNG) / TIFF / JPEG形式で出力できる。
■ノイズ除去とディテール回復性能が向上
「PhotoLab 6.3」にも採用されている高画質化エンジン「DeepPRIME XD」を搭載し、ノイズ除去とディテールの回復性能が向上している。ISO感度で2.5段以上のノイズ除去を実現しており、ISO 4000で撮影した画像が、ISO 500で撮影したようにノイズを抑えられる。また、画像のダイナミックレンジを改善することで、シャドウ部のディテールを引き出すことができる。
■レンズ補正機能のコントロールが可能に
レンズのディストーションを補正することができ、レンズに投影された画像をすべて表示するオプションも使用可能。また、カスタマイズ機能でレンズシャープネス補正の強さ、ヴィネット・色収差・レンズ歪み補正のオン/オフ切り替えが選択できる。
■インターフェイスも向上
操作は「DxO PureRAW 3」を開いて、変換するRAWファイルをウィンドウにドラッグ&ドロップして出力オプションを選択するだけ。スライダーで調整をする必要もなく、自動処理されるのを待つだけだ。
作業中のキューを表示。多数のファイルを一括処理するパッチ機能も強化されており、複数のバッチの優先順位を変更したり、各バッチ内で画像の順番をシャッフルできるようになった。