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キヤノン「EOS R3」に登録人物優先検出や流し撮りアシスト機能を追加

キヤノンが、ミラーレスカメラ「EOS R3」のファームウェアVer.1.4.0を2023年3月30日に公開した。特定の⼈物を検出して追尾する「登録人物優先」機能や、被写体ブレを補正する「流し撮りアシスト」機能の追加などが盛り込まれている。

EOS R3 + RF24-70mm F2.8 L IS USM

 

「登録⼈物優先」は、あらかじめ登録した人物を優先して検出し、追尾する機能。複数の⼈物がいる場合でも特定の人物を検出し、追尾時は意図しない乗り移りを抑制する。複数の⼈物を登録した場合は、優先度の設定も可能。

※基本的に顔が正面を向いている状態で検出を行うため、顔の向きが安定しないスポーツシーンや、顔の一部が隠れている場合など、撮影環境によっては効果が得られない場合がある。

EOS R3 ファームウエア Version 1.4.0

  1. メニューに [登録人物優先] を追加。事前に登録した人物を優先して検出し、追尾することができる。
  2. メニューに [流し撮りアシスト] を追加。対応レンズを使用して流し撮りを行ったときに、露光中「手ブレ補正」と「被写体ブレ補正」が行われる。
  3. スピードライト EL-5」に対応 (AF補助光の自動調光機能には非対応)。
  4. オートホワイトバランス (AWB) の設定で、ファインダーを覗いたときに、AWBの結果がファインダー内の表示に反映されるまでの時間を短縮。
  5. メニューに [通信設定をカードに保存・読込] を追加。同一機種のカメラ間でネットワーク設定を引き継ぐことができる。
  6. メニューにFTP転送時の「画像プロテクト」を追加。FTP転送を行った画像に、自動的にプロテクトをつけることができる。これにより、FTP転送済の画像かどうかを判別可能になる。
  7. 軽微な不具合を修正。

 

ファームウェアのダウンロードはキヤノンのWEBサイトから。
https://canon.jp/support/software/os/select/eos/eosr3-firm