ライカカメラは、ライカMマウントの標準レンズ「ライカ ズミルックスM f1.4/50mm ASPH.」を2023年4月22日に発売する。カラーはブラックとシルバーの2色。価格はブラックが671,000円、シルバーが693,000円 (いずれも税込)。
「ライカ ズミルックス M f1.4/50mm ASPH.」は、ライカMシリーズ用の50mm標準レンズ。高い描写性能を持ちながらも軽量かつコンパクトなボディはそのままに、最新のテクノロジーを取り入れてアップデートした。
レンズ構成は、2004年登場の「ライカ ズミルックスM f1.4/50mm ASPH.」と同じ5群8枚で、非球面1面という点も同じ。大きな変更点は最短撮影距離で、距離計連動時は従来モデル同様70cmだが、ライブビュー撮影時には45cmまで短縮される。フォーカスリングの回転角も従来モデルより大きくなり、特に近接撮影距離でより緻密なピント合わせが可能になった。
また、絞り羽根の枚数も従来の9枚から11枚に増やすことで、より美しい円形ボケを表現できるようにしている。レンズフードは、軽く回転させるだけでスムーズに引き出しと収納が行える引き出し式を採用した。
Leica Summilux M f1.4/50mm ASPH. 主な仕様
マウント ライカMバヨネット (6ビットコード付き)
カラー ブラック、シルバー
フォーカス MF (マニュアルフォーカス)
焦点距離 50mm
レンズ構成 5群8枚
開放絞り F1.4
最小絞り F16
絞り羽根枚数 11枚
最短撮影距離 ライブビュー時 0.45m、レンジファインダー使用時 0.7m
フィルター径 E46
最大径×長さ φ58.6×59.3mm
質量 約337g