サイトロンジャパンは、LAOWA (ラオワ) の超広角レンズ「15mm F2 Zero-D LM」を2023年6月2日に発売する。マウントはライカMマウント。価格はオープン。参考価格は140,000円前後 (税込)。
「15mm F2 Zero-D LM」は、35mmフルサイズ対応のライカMマウント用15mm超広角レンズ。110°の広い画角を持ちながら、ディストーションを最小限に抑える「Zero-D設計」が用いられ、直線を直線として写すことが可能で、建築や広大な風景の撮影で威力を発揮する。
レンズ構成は非球面レンズ2枚、ED (超低分散) レンズ3枚を含む9群12枚。ディストーションがしっかりと抑えられ、周辺部までシャープな描写が得られる。開放絞り値はF2と明るく、星景写真や低照度の都市風景の撮影にも活用できる。
最短撮影距離は15cmと短く、ライブビュー撮影時には被写体に接近して撮影することも可能。レンズ最前部は平らになるよう設計され、専用の円形フードを取り付けると、72mm径のフィルターを装着できる。
ライカMシリーズに最適化した設計になっており、「6bitコード」に対応し、レンズ情報を読み取らせることが可能。また、距離計連動時の最短撮影距離にあたるフォーカスリングの0.7mの目盛りにはクリックが設けられている。
<作例>
LAOWA 15mm F2 Zero-D LM 主な仕様
マウント ライカMマウント
対応フォーマット 35mmフルサイズ
フォーカス マニュアルフォーカス (MF)
焦点距離 15mm
開放絞り F2
最小絞り F22
レンズ構成 9群12枚 (非球面レンズ2枚、EDレンズ3枚)
画角 110°
絞り羽根枚数 5枚
最短撮影距離 14.5cm
最大撮影倍率 0.4倍
フィルター径 72mm
最大径×長さ 約φ63×71mm
質量 約418g