DJI JAPANは、アクションカメラ「Osmo Action 4」を2023年8月2日に発売した。基本構成の「Osmo Action 4 スタンダードコンボ」の参考価格は58,300円 (税込)。使用シーンに合わせて選べるセットモデルも複数発売された。
「Osmo Action 4」は、ドローンのトップブランドであるDJIが展開するアクションカメラ「Osmo Action」の最新モデル。前モデル「Osmo Action 3」(2022年9月発売) のデザイン、サイズをそのまま引き継ぎ、新たに4K/60fps HDR動画対応の1/1.3インチCMOSセンサーを採用。低照度性能を向上させ、10-bit D-Log Mカラーボードによる高度な動画撮影に対応できるよう進化した。
■4K/120fps撮影と10bit D-Logに対応
撮像素子は低照度に強い1/1.3インチCMOSセンサーを搭載。155°の広い画角を持つ開放F2.8のレンズとの組み合わせで、4K/60fpsの動画撮影、および4K/120fpsでのスローモーション撮影が可能となっている。動画は4K、2.7K、1080p (FHD) の解像度と、アスペクト比16：9と4：3 (4K、2.7K時) に対応する。
また、高度な色温度センサーを搭載し、水中で撮影された映像も見たままの自然な色合いで再現される。さらに、約10億もの色情報と幅広いダイナミックレンジで記録できる10-bit D-Log Mカラーモードに対応。動画編集時のカラーグレーディングに柔軟性が出て、高品質の映像を作ることが可能。タイムコード機能を持ち、複数のカメラで撮影した映像を同期させてのビデオ編集もスムーズに行える。
■高度な電子式手ブレ補正
ドローンで培った高度な電子式手ブレ補正機能を搭載。あらゆる方向のカメラの揺れを効率よく補正する「RockSteady 3.0/3.0+」、どんなにカメラが傾いても水平を維持する「360° HorizonSteady」、45°以内の水平方向の傾きを補正し、画面を安定させる「HorizonBalancing」により、さまざまなスポーツシーンや日常の撮影シーンでも安定した高画質の映像を得ることができる。
■タフなバッテリーで長時間撮影が可能
充電池には、1770mAhのリチウムイオンポリマーバッテリーを使用し、2.5時間以上 (160分) の連続撮影が可能。急速充電に対応し、わずか18分で80％まで充電 (50分で満充電) できるため、撮影のチャンスを逃さずに済む。また、耐寒性にも優れており、−20℃の低温でも最大150分の撮影が可能だとしている。
■水深18mまで潜れる高い防水性能
「Osmo Action 4」は、防水ケースなしで水深18mまで潜れる高い防水性能を持つ。長時間の水中撮影や高い水圧がかかる場合には、水深60mまで潜れる防水ケース (Osmo Action 4 ダイビング コンボに付属) を使用する。
■高い操作性を実現
マグネット クイックリリース設計を採用し、撮影シーンに応じて、素早く各種マウントシステムに装着することが可能。保護フレーム (水平＆垂直取り付け) を使えば、通常の横位置撮影からSNSなどで使われる縦位置撮影への切り替えもスムーズ。
ボディの前面と背面には撥水性のあるタッチパネル機能を持つカラーディスプレイを搭載。セルフィー撮影中であっても、カメラをひっくり返さずに、パラメーター調整やモードの切り替え、動画の再生を行うことができる。
操作性を高めるものとして、ボタンのカスタマイズ機能があり、側面のボタンには、よく使う機能をC1からC5のショートカットに保存しておくことで、素早くモードを切り替え、撮影を開始することができる。
■録音機能も充実
カメラ本体に内蔵されたマイクは3つ。無指向性音声録音を行い、より臨場感のある音声を実現している。マイクはカメラ底部に設けられ、風ノイズ低減機能も搭載しているため、風の強い環境でもクリアな音声が得られる。
DJI Osmo Action 4 スタンダードコンボ
Osmo Action 4 本体、エクストリームバッテリー ×1、保護フレーム ×1、クイックリリース式アダプターマウント ×1、接着式カーブベース ×1、止めねじ ×1、レンズフード ×1、PD規格対応 USB Type-Cケーブル ×1が含まれる基本セット。参考価格は58,300円 (税込)。
DJI Osmo Action 4 アドベンチャーコンボ
Osmo Action 4 本体、エクストリームバッテリー ×3、保護フレーム ×1、クイックリリース式アダプターマウント ×1、クイックリリース式アダプターマウント (ミニ) ×1、接着式カーブベース ×1、止めねじ ×1、レンズフード ×1、多機能バッテリーケース ×1、延長ロッド (1.5mまで伸びる自撮り用ロッド) ×1、PD規格対応 USB Type-Cケーブル ×1が含まれる長時間撮影向きの拡張セット。3つのバッテリーをセットできる多機能バッテリーケースは、バッテリーを連続して充電できるほか、ポータブルバッテリーとしても機能する便利なアイテム。参考価格は75,900円 (税込)。
DJI Osmo Action 4 ロードバイク コンボ
Osmo Action 4 スタンダードコンボに、ロードバイクアクセサリーキットを追加した拡張セット。ロードバイクのハンドルやサドルの後部などにカメラを固定できる。参考価格は68,750円 (税込)。
DJI Osmo Action 4 モーターバイク／マウンテンバイク コンボ
Osmo Action 4 スタンダードコンボに、バイク・自転車用アクセサリーキットを追加した拡張セット。撮影者の胸部に固定するチェストストラップマウントとハンドルバーマウントが同梱される。参考価格は68,750円 (税込)。
DJI Osmo Action 4 ダイビング コンボ
Osmo Action 4 スタンダードコンボに、ダイビング用アクセサリーキットを追加した拡張セット。本格的な水中撮影を可能にする60m防水の防水ケース、水中での自撮りが可能なフローティングハンドルなどが付属する。参考価格は68,200円 (税込)。
DJI Osmo Action 4 サーフィン コンボ
Osmo Action 4 スタンダードコンボに、サーフィン安全テザーキットを追加した拡張セット。サーフボードやスノーボードに固定した「Osmo Action 4」が脱落しないようにするテザー (ロープ) が付属する。参考価格は61,270円 (税込)。
DJI Osmo Action 4 ハイキング コンボ
Osmo Action 4 スタンダードコンボに、エクストリームバッテリーを1本追加し、ミニ延長ロッド、バックパック ストラップ マウントを加えた拡張セット。ハイキングや登山に便利なミニ三脚 (自撮り棒にもなる) とバックパックのストラップに固定するマウントが含まれる。参考価格は71,610円 (税込)。
DJI Osmo Action 4 主な仕様
撮像素子 1/1.3インチ CMOSセンサー
レンズ 視野角155°
開放絞り F2.8
最短撮影距離 0.4m
ISO感度 ISO 100〜12800
電子シャッター速度 静止画 1/8000秒〜30秒、動画 1/8000秒〜1/X秒 (X＝フレームレート設定値)
静止画解像度 最大3648×2736ピクセル
デジタルズーム 静止画 4倍、動画 最大2倍
動画仕様
4K (4:3) : 3840×2880 @24/25/30/48/50/60fps
4K (16:9) : 3840×2160 @24/25/30/48/50/60/100/120fps
2.7K (4:3) : 2688×2016 @24/25/30/48/50/60fp
2.7K (16:9) : 2688×1512 @24/25/30/48/50/60/100/120fps
1080p (16:9) : 1920×1080 @24/25/30/48/50/60/100/120/200/240fps
スローモーション
4K : 4倍 (120fps)
2.7K : 4倍 (120fps)
1080p : 8倍 (240fps)、4倍 (120fps)
ハイパーラプス 4K/2.7K/1080p 自動/2/5/10/15/30倍
タイムラプス 4K/2.7K/1080p @30fps
手ブレ補正機構 EIS (電子式映像ブレ補正)
最大動画ビットレート 130Mbps
対応ファイルシステム exFAT
静止画フォーマット JPEG/RAW
動画フォーマット MP4 (H.264/HEVC)
フロントディスプレイ 1.4インチ (320×320ドット、タッチスクリーン)
リアディスプレイ 2.25インチ (640×360ドット、タッチスクリーン)
記録メディア microSDカード (UHS-I・II対応、最大512GB)
入出力端子 USB Type-C
サイズ (長さ×幅×高さ) 70.5×44.2×32.8mm
重量 約145g (バッテリーを含む)