パナソニックは、マイクロフォーサーズ規格の超望遠ズームレンズ「LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm / F4.0-6.3 II ASPH. / POWER O.I.S.」を2023年10月27日に発売する。希望小売価格は220,000円 (税込)。
本製品は、35mm判換算で200〜800mm相当の超望遠ズームレンズ「LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm / F4.0-6.3 ASPH. / POWER O.I.S.」のリニュアールモデル。光学性能は前モデルから引き継ぎながら、新たにテレコンバーターに対応するようになった。
非球面ED (特殊低分散) レンズ1枚、UED (特殊超低分散) レンズ1枚、EDレンズ2枚を使用した13群20枚のレンズ構成で、色収差を補正。ライカの厳しい光学基準をクリアしており、高解像と高コントラストで細部まで美しい質感描写を実現している。
手ブレ補正機構 POWER O.I.S.を搭載し、ボディ内手ブレ補正機構と連携し、高い手ブレ補正効果が得られる「Dual I.S. 2」に対応。超望遠域での手持ち撮影でも、効果的に手ブレを抑えてくれる。
今回のモデルチェンジ最大のポイントは、前モデルでは使用できなかったテレコンバーターが使えるようになったこと。別売りの1.4倍テレコンバーター「DMW-TC14」使用時に焦点距離は140-560mm (35mm判換算 280-1120mm相当) になる。このとき、F値は1段暗くなる。
一方、2倍テレコンバーター「DMW-TC20A」使用時には、新設されたズームリング脇の「ズームリミットスイッチ」をONにする必要がある。スイッチをONにすると、ズームの可動範囲が使用可能な210〜400mmに制限される。焦点距離はテレ端で800mm (35mm判換算 1600mm) まで伸びる。なお、F値は2段暗くなる。
テレコンバーター使用時も最短撮影距離は変わらず、「DMW-TC20A」使用時には最大撮影倍率が0.5倍、35mm倍換算で1倍 (等倍) での超望遠マクロ撮影が可能になる。
鏡筒は防塵・防滴仕様で、各部にシーリングが施されている。また、−10℃の低温下でも動作する耐低温設計も取り入れられている。鏡筒には90°回転可能な三脚座があり、付属の外付け三脚座を取り付けることで、バッテリーグリップ併用時に十分な高さが得られるようになる。
レンズフードは引き出し式のものを内蔵するが、遮光性を高める別売りのレンズフード「DMW-H100400」も使用できる。
Panasonic LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm / F4.0-6.3 II ASPH. / POWER O.I.S. 主な仕様
品番 H-RSA100400
対応マウント マイクロフォーサーズマウント
焦点距離 100〜400mm (35mm判換算 200〜800mm相当)
レンズ構成 13群20枚 (非球面EDレンズ1枚、UEDレンズ1枚、EDレンズ2枚)
画角 12°〜3.1°
開放絞り F4.0〜F6.3
最小絞り F22
絞り羽根枚数 9枚 (円形虹彩絞り)
最短撮影距離 1.3m
最大撮影倍率 0.25倍 (35mm判換算 0.5倍)
フィルター径 72mm
最大径×長さ 約φ83.0×171.5mm
質量 約985g
付属品 レンズキャップ、レンズリアキャップ、レンズポーチ、外付け三脚座