1912年 (明治45年) に東京・麹町に誕生した写真館「東條會舘」が今年創立111周年を迎えた。これを機に、「東條會舘写真研究所」をギャラリーとしてオープンした。
東條會舘は「東條で写真を撮ると、幸せが訪れる」とまで言われた老舗の営業写真館。今も肖像写真やお見合い写真を中心に幅広いファンを抱えている。
東條會舘写真研究所は、研究所として感材や印画紙の研究を行ないながら、写真館の現像・プリント・修正作業などを担ってきた。現在もラボ、ギャラリー、ワークショップなどを運営している。
第1回目となるオープニング写真展として、吉田多麻希さんの「Brave NewWorld」が2023年10月29日まで開催中。今回の写真展では、現在でも使われている暗室と、かつて排水を貯めるタンクなどがあった地下室を会場に作品を展示。作品と空間のコラボレーションはもちろん、暗室など建物の内部も見逃せない。
なお、ギャラリーは常設ではなく、年に3〜4回企画展が開催される予定。展示場所も作家との打ち合わせによって、随時決定するという。
吉田多麻希写真展「Brave New World」
会期 2023年9月2日 (土) 〜10月29日 (日)
会場 東條會舘写真研究所
住所 東京都千代田区麹町1-6-12 東條會舘5F・B1F
時間 13:00〜19:00
休館日 月曜・火曜
入場料 無料
備考 水曜〜金曜は予約制、土曜・日曜・祝日は予約不要
予約 水曜〜金曜の予約は前日の17:00までに公式InstagramよりDMにて