DxO Labs (ディーエックスオー ラボ) は、8種類のプラグインソフトをまとめた写真編集プラグインセット「Nik Collection 6」の最新版「Nik Collection 6.3」を2023年8月30日に発売した。
価格は18,500円、アップグレード版は9,900円。先日発表された、RAW処理とノイズ除去ソフトウェア「DxO PureRAW」とのセットは30,400円 (いずれも税込) となっている。DxOのWebサイトでダウンロード購⼊できる。
メジャーアップデートで機能と操作性が向上
「Nik Collection 6」は、2017年にGoogleから引き継いだ「Nik Collection」を再構築してそれぞれのプラグインソフトの統一性、パフォーマンス、安定性を向上させている。完全に再構築したレベルのメジャーアップデートを行うことで、処理速度をさらに高速化し、信頼性も高めた。
Adobeの「Photoshop」と「Lightroom Classic」向け写真編集プラグインセットとして人気の高い8つのプラグインは、スタンドアロンアプリケーションとしても機能することが可能だ。
「Nik Sharpener」と「Nik HDR Efex」を大幅リニューアル、全体の操作性も向上
今回のメジャーアップデートのポイントは、シャープネスを調整する「Nik Sharpener」とダイナミックレンジの拡張を実現する「Nik HDR Efex」の大幅アップデートだ。
■Nik HDR Efex
鮮やかで自然な仕上がりのHDR画像を生成する「Nik HDR Efex」は、新たに色相 / 彩度 / 輝度スライダーが追加され、レベルアップした。
また、U Pointテクノロジーを搭載し、画高精度で部分的にコントロールすることができるようになった。
■Nik Sharpener
「Nik Sharpener」は必要な箇所に完成度の高いシャープネスを適用することで、画像のディテールを強調できるプラグイン。また「Nik Sharpener Output」では、家庭用プリンターやディスプレイなど、写真の出力先に合わせて適切なシャープネスレベルを適用することができる。
■Nik Dfine
「Nik Dfine」はデザインを全体的に見直した。ノイズ除去プロファイルを保存し、数クリックでプロファイルに戻ることができるようになった。
■Nik Perspective
「Nik Perspective」は強力なReShapeツールを新たに追加。ジオメトリを部分的にワープして、全体的に精度を高めることができるようになっている。さらにガイド機能やユーザーインターフェイスも改善されている。
DxO Nik Collection 6.3 システム要件
Windows
- Microsoft Windows 10 バージョン 20H2 (64-bit) 以降 (Windows 11推奨)
- 8GB以上のRAM (16GB推奨)
- 4GB以上のハードディスク空き容量 (6GB推奨)
- 6+コア以上のIntel Coreプロセッサ または AMD Ryzen推奨
- NVIDIA RTX 2060、AMD Radeon RX 6600以上推奨
macOS
- macOS 11.6 Big Sur 以降 (macOS 12.0 Monterey、macOS 13.0 Ventura 推奨)
- 8GB以上のRAM (16GB推奨)
- 4GB以上のハードディスク空き容量 (6GB推奨)
- Intel Core プロセッサ 6コア以上 または Apple Silicon推奨
- AMD Radeon Pro 580X または Intel Macs 以降推奨
対応ソフトウェア
- DxO PhotoLab 5 以降
- Adobe Photoshop 2021 以降
- Adobe Photoshop Elements 2021 以降 (Nik HDR Efexを除く)
- Adobe Photoshop Lightroom Classic 2022 以降
- Serif Affinity 1.8以降 (Nik Perspective Efex、Nik HDR Efex [マージ機能] を除く)