ライカカメラ社は、Blackmagic Design (ブラックマジックデザイン) 社が新たに「Lマウントアライアンス」へ加入したことを、2023年9月26日に発表した。
「Lマウントアライアンス」は、ライカが開発したミラーレスカメラ用のマウント規格である「Lマウント」をメンバー各社が製品に活用することを目的とする戦略的協業。2018年に、ライカカメラ、パナソニック、シグマの3社でスタートし、これまでにエルンスト・ライツ・ウェッツラー、DJI、アストロデザイン、サムヤンの4社が加入していたが、新たにブラックマジックデザインが加わり、「Lマウントアライアンス」のメンバーは8社となった。
ブラックマジックデザイン社は、オーストラリアのメルボルンを本拠地とする総合映像メーカー。特にレンズ交換式のデジタルシネマカメラ製品は、映像制作現場で広く使われており、ミラーレスカメラを思わせるデザインの4Kカメラ、6Kカメラなどを製造・販売している。同社の加入により、放送機器やプロフェッショナル用途の映像機器に「Lマウント」規格が広く使われることが期待される。
なお、「Lマウントアライアンス」加入発表に先立ち、2023年9月16日には、オランダのアムステルダムで開催された国際放送機器展「IBC 2023」で、Lマウントを採用したハイエンドのデジタルシネマカメラ「Blackmagic Cinema Camera 6K」を発表した。