小型軽量・堅牢で携帯性に優れたお手頃価格の三脚「Fotopro Xシリーズ」6モデル

浅沼商会は、Fotopro (フォトプロ) ブランドの小型軽量で携帯性に優れたカーボン＆アルミ三脚6モデルを2023年10月6日に発売した。価格はオープン。

脚を180°反転することでコンパクトに収納できる「X-go」シリーズが3モデル。最も小型・軽量のカーボン三脚「X-go E」、重い機材に対応するロングタイプのカーボン三脚「X-go Max E」、センターポールを90°まで倒すことができ、カメラポジション＆アングルの自由度が高いアルミ三脚「X-go HR PRO」。いずれも脚のロックはナットロック式で、脚を1本取り外し、一脚として活用できる。

「X-AIRCROSS 3C LITE」はロッドアンテナのように伸ばせる脚を持つ軽量カーボン三脚。「X AIRFLY」の2モデルは、脚部は共通のレバーロック式カーボン三脚を使用し、雲台が異なる。「X AIRFLY」は倒立ボールヘッド+アルカスイス互換クランプヘッドを持つ写真撮影用、「X AIRFLY」はレベリングベース一体型のビデオ雲台を持つ動画撮影用モデルとなっている。

いずれの三脚にも、アルカスイス互換プレート、六角レンチ、石突きカバー、収納バッグが同梱される。

Fotopro X-go E / X-go Max E

堅牢かつ軽量、コンパクトに収納でき、携帯性に優れたカーボン三脚。ロック力の強力な自由雲台を搭載し、脚のロックを90度回すだけで伸縮・ロックができるQUICK T-LOCKシステムを採用する。脚の段数5段のショートタイプ「X-go E」の参考価格は24,200円、段数4段のロングタイプ「X-go Max E」の参考価格は34,870円 (いずれも税込)。

ショートタイプ「X-go E」は、伸長1,521mm。収納高は360mmとコンパクト。重量は980gと1Kgを切る。ロングタイプ「X-go Max E」は、伸長1,705mm。収納高は475mm、重量は1,500g。いずれも脚を180°反転することで、コンパクトに収納できる。

脚部の開脚角度は3段階。センターポールを逆付けすることで、ローアングル撮影にも対応する。脚の先端にはスパイクを内蔵し、樹脂性のキャップを外すことで使用できる。

90°回すだけでロックできるQUICK T-LOCKシステムを採用 (X-go E)

脚の先端にはスパイクを搭載する (X-go E)

付属の自由雲台は、アルカスイス互換のクイックシューに対応する。独立したパン機能を持ち、三脚本体側面には、アクセサリーのアームを取り付けるためのネジ穴を装備する。さらに、三脚の脚の1本 (滑り止めが巻かれた脚) は取り外して、一脚として使うことも可能。

独立したパン機能を持つ自由雲台が付属 (X-go E)

取り外した脚に雲台を取り付ければ一脚として使用可能 (X-go Max E)

Fotopro X-go HR PRO

伸ばしたセンターポールを90°倒すことができ、通常の三脚では難しい真上からの撮影が可能な4段式アルミ三脚。特殊なセンターポール以外の部分は、QUICK T-LOCKをはじめX-goとほぼ共通のシステムで構成される。参考価格は24,860円 (税込)。

最大伸長は1,590mmと十分な高さを確保しつつ、収納時は440mmとコンパクトになる。センターポールを最大90°まで傾けることができ、ポールを伸ばせば、ローアングル撮影や真上から見下ろす俯瞰撮影にも対応する。ポールの雲台との反対側にはフックがあり、ここに荷物や重りを付けることで、重量のバランスをとることもできる。

Fotopro X-AIRCROSS 3C LITE

高品質な3Kカーボンファイバーを使用した超軽量・コンパクトな三脚。伸長は1,510mmと十分な高さを確保しつつ、収納長400mm、重量810gと携帯性に優れている。参考価格は35,640円 (税込)。

脚の段数は5段。先端部をひねるだけで脚の伸縮が可能な新機軸の脚ロック方式により、脚部の伸縮展開・ロックを瞬時に行なえる。また、センターポールは分割可能で、脚を大きく開くと、最低高103mmの高さでの撮影が行なえる。

収納時	最大伸長は1,510mm

付属する雲台は、通常の自由雲台を逆さにした構造の倒立ボールヘッドで、小さいながらも高い固定力を持つ。また、センターポールの中に折りたたみ式のスマートフォンホルダーを内蔵。アルカスイス規格に対応しており、雲台のアルカスイス互換クランプに固定できる。

Fotopro X-AIRFLY / X-AIRFLY Video

高品質な3Kカーボンファイバーを使用した三脚シリーズ。用途に合わせてボールヘッドと水平パン構造の雲台を搭載した写真撮影用の「X-AIRFLY」と、動画撮影に適したビデオ雲台と伸縮可能なパン棒を搭載した「X-AIRFLY Video」の2モデルから選べる。参考価格は、「X-AIRFLY」が43,890円、「X-AIRFLY Video」が47,410円 (いずれも税込)。

脚部は両モデル共通となる5段式カーボン三脚。ワンタッチでロック操作ができるレバーロック式を採用する。脚を最大まで開き、センターポールを分割すれば、最低高105mm (X-AIRFLY Videoは140mm) のローポジションが得られる。

脚はレバーロック式の5段

ローポジション・ローアングルに対応

「X-AIRFLY」「X-AIRFLY Video」に共通する特長が、雲台下部のボールヘッド構造。3方向に90°まで可動する切り込みの入った倒立ボールヘッドとなっており、水平を素早く出せる。写真撮影用の「X-AIRFLY」は、このボールヘッドの上部にパン機構内蔵のシューベース (アルカスイス互換) を持ち、ビデオ撮影用の「X-AIRFLY Video」は、ビデオ雲台 (アルカスイス互換) となっている。

X-AIRFLYの雲台はボールヘッド＋パン機構内蔵シューベース。

X-AIRFLYVideoの雲台はボールヘッド (レベリングベース) ＋ビデオ雲台。パン棒は伸縮可能。

ほかのXシリーズ三脚同様、脚の先端にはスパイクを内臓。センターポールには折りたたみ式のスマートフォンホルダーが内蔵されている。