「アートウィーク東京」(AWT) をご存知だろうか。東京を代表する50の美術館やギャラリーが連携し、アートに触れ、楽しめる体験を提供する。
2021年から始まり、3回目となる2023年は11月2日〜5日に開催。期間中の10時から18時には無料のシャトルバスが運行される。バスは7つのルートで、参加する50施設を結ぶ。運転間隔は約15分おき。公式サイトにはバスルートと、各施設の場所や情報を網羅した「マップ」があるので、スマートフォンがあれば気軽にアート散策を楽しめる。
日本最初の現代美術画廊として1950年、銀座にオープンした東京画廊+BTAPでは「石元泰博展」、東京都写真美術館では「見るまえに跳べ 日本の新進作家vol.20」と「即興 ホンマタカシ」、東京オペラシティ アートギャラリーでは「石川真生 −私に何ができるか−」が開催されている。
このほか国立新美術館、東京国立近代美術館、東京都現代美術館など都内の主要美術館や、写真専門ギャラリーではPGIやポエティックスケープなどが参加する。
関連イベントも企画され、64名のアーティストによる100余点を通して日本の近現代美術を読み解く展覧会や、国内外のキュレーターが集い意見を交換するラウンドテーブルなどが行なわれる。また、AWTのYouTubeチャンネルでは、日本のアートやカルチャーの歴史を専門家が語るオンライントークも配信。
アートウィーク東京 概要
会期 2023年11月2日 (木) 〜5日 (日)
シャトルバス運行時間 期間中毎日10:00〜18:00
マップ
https://www.artweektokyo.com/map/
関連イベント
■AWT FOCUS「平衡世界 日本のアート、戦後から今日まで」
11月2日 (木) 〜5日 (日) 10:00〜18:00
大倉集古館 (港区虎ノ門2-10-3)
一般2,000円、学生・子ども無料
■AWT VIDEO「元始、女性は太陽であった」
11月2日 (木) 〜5日 (日) 10:00〜18:00
三井住友銀行東館1F アース・ガーデン (千代田区丸の内1-3-2)
無料
■AWT BAR
11月2日 (木) 〜5日 (日) 10:00〜24:00
emergence aoyama complex 1F (港区南青山5-4-30)
入場無料、フードおよびドリンク各種有料
■シンポジウム「エキシビション・エクリチュール : 展覧会はいかに語り得るか」
11月2日 (木) 10:00〜12:30
慶應義塾大学 三田キャンパス 西校舎ホール (東京都港区三田2-15-45)
参加無料、事前申込制
■ラウンドテーブル「なぜ、アートなのか?」
11月2日 (木) 14:00〜17:00
慶應義塾大学 三田キャンパス 旧ノグチ・ルーム (東京都港区三田2-15-45)
参加無料、事前申込制
■オンライントーク
https://www.youtube.com/@artweektokyo6594
〈文〉市井康延