キヤノン初のVRレンズ「RF5.2mm F2.8 L DUAL FISHEYE」が、「2023年アジアデザイン賞」の銅賞を受賞しました。
「アジアデザイン賞」は香港デザインセンターが主催する表彰制度で、優れたデザインとアジア独自の視点を取り入れたユーザー中心のデザインプロジェクトを表彰しています。2023年は「RF5.2mm F2.8 L DUAL FISHEYE」がカメラ関連で唯一の受賞となりました。キヤノンの製品が受賞するのは、今回で10回目です。
「RF5.2mm F2.8 L DUAL FISHEYE」は、VR (バーチャルリアリティ=仮想現実) 映像を実現する撮影システム「EOS VR SYSTEM」に対応したキヤノン初のVRレンズとして、2021年12月に発売されました。2つの魚眼レンズを備え、左右の視差を利用して8K・3Dの180°VR映像を撮影できます。
デザインは、適度に角ばらせた四隅の造形や、映像への映り込みを避けるための中央部分のへこみが特徴的。プロやハイアマチュアユーザーが使用する機材にふさわしい信頼性と剛性感が表現されています。また、レンズの根元を極限までスリム化し、カメラのグリップをしっかり握るための空間が確保されていること、マニュアルフォーカスリングのエッジに溝を設け、背面からの操作でも的確にピントを調整できるようになっていることなど、使いやすさを考慮したデザインもポイントです。
キヤノンは、今後も性能とデザインを高度に融合させた製品づくりを続けていくとのことです。