カメラと写真映像のワールドプレミアショー「CP+2024」が、2024年2月22日~25日にリアル会場とオンラインで開催。リアル会場から、注目の新製品や各社のイチオシ、取材スタッフが見つけた注目アイテムを紹介します。
コシナ
ブース中央にタッチ&トライスペースを設けていたコシナブース。マウントごとに展示エリアが分かれており、植物と和傘を被写体にして、さまざまなレンズで試し撮りができるようになっていた。
フォクトレンダー NOKTON 75mm F1.5 Aspherical 3マウントを参考展示
ショーケースの中に参考展示されていたフルサイズミラーレスカメラ対応の大口径MF中望遠レンズ「フォクトレンダー NOKTON 75mm F1.5 Aspherical」。
下の写真は左からキヤノンRFマウント、ニコンZマウント、ソニーEマウント。カメラボディのデザインに合うように、ローレットの形状がマウントで異なっている。基本の仕様は共通だが、マウントごとに最適化されているということだ。
金属製の鏡筒、リングが採用されている。質量は500g以上と適度な重量感があるものの、鏡筒に十分な太さがあるので、しっかりホールドできそうだ。ねじ込み式の金属フードが付属する。写真はフードを装着した状態。
ニコンZマウントには、縦のストレートローレットパタンが採用されている。絞りリングがレンズ前方に設けられており、絞り操作はカメラ側のコマンドダイヤルを使わずに、レンズ側で調整する。絞りリングにはクリック切替え機構があるので、動画撮影にも対応できる。絞りの指標はF32まであった。開放F1.5で大きくボカすことも、絞り込んでパンフォーカス気味に撮ることもできそうだ。
キヤノンRFマウント。リングには細かいダイヤ型のローレットパターンが施されている。
ソニーEマウント。ローレットパターンはキヤノンと共通だが、ピントリングの下部を絞り込んだ形状になっている。
どのマウントもフィルター径は62mmで共通。レンズ構成は6群7枚で、最短撮影距離0.5mとなっている。いずれのマウントも価格や発売日は未定だ。
フォクトレンダーの50mm VMマウント2機種も参考展示
フォクトレンダーの「COLOR-SKOPAR 50mm F2.2 VM」(左) と「APO-LANTHAR 50mm F3.5 VM」(右)。それぞれシルバーとブラックが用意されている。いずれもVMマウントで、価格・発売日は未定。
■COLOR-SKOPAR 50mm F2.2 VM
「COLOR-SKOPAR 50mm F2.2 VM」は全長が短いため、フォーカスレバーを装備する。
■APO-LANTHAR 50mm F3.5 VM
「APO-LANTHAR 50mm F3.5 VM」は、形状が異なるType IとType IIの2種類が用意されており、計4種類から選べるようになっている。
鏡筒部分が細い形状のType I。アルミ素材を採用したブラックはマット仕上げで質量150g。マウント部分もブラック仕様になっている。
鏡筒部分がシルバー、絞りリングがブラックになっているType Iのツートンは、真鍮仕様で質量は245g。
こちらはType IIのシルバー。ピントリングにはピンが設けられている。シルバー、ブラックともに質量は250g。