カメラと写真映像のワールドプレミアショー「CP+2024」が、2024年2月22日~25日にリアル会場とオンラインで開催。リアル会場から、注目の新製品や各社のイチオシ、取材スタッフが見つけた注目アイテムを紹介します。
レオフォト
レオフォトジャパンは、Leofotoの三脚・雲台・アクセサリーをブースいっぱいに展示。写真向けの製品を中心に展開してきた同社だが、映像向けのビデオ雲台を参考出品するなど、幅広いニーズに応える製品展開を進めてゆくとのこと。
カラフルな軽量カーボン三脚
モノトーンのカーボン三脚が林立する中で、目を引くのが、2月13日に発売されたばかりの軽量三脚「ミスターY (LY) シリーズ」の「LY-265CF」。鮮やかなグリーンとピンクの脚は、光沢のある表面処理で標準仕様のブラックとは質感が異なる。
シネマ撮影向けの高精度なビデオ雲台
ブースのもっとも目立つ場所に展示されていたのが参考出品のビデオ雲台「FH-10」。ビデオ雲台というとオイルフリュード式が一般的だが、本製品ではプロフェッショナル向けの雲台でも実績のある機械式のフリクション調整を採用している。取り付けは75mmのハーフボール式で同社のシネマ三脚LVCシリーズと組み合わせて使用できる。クイックシュープレートはアルカスイス互換で、耐荷重は8kgまで。発売時期、価格などは未定。
ボックス形状のスタジオ撮影向けギア雲台
2月5日に「G4Pro ギア雲台」と「GW-01 ギア雲台」を発売したばかりの同社だが、「G6 ギア雲台」を参考出品。円筒形の「G20 ギア雲台」を立方体のボックススタイルに変更し、調整角度の幅を広げたものとなっている。発売時期、価格などは未定。
超望遠レンズ向けアイテムを参考出品
レオフォトは、超望遠レンズの三脚座をアルカスイス互換に変換する「レンズフット」を10種以上発売してきたが、新たにニコンの「NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VR」用の三脚座「NFC-01」を展示。レンズに取り付けるリングごと交換するタイプは同社では初となる。もちろん、アルカスイス互換で、対応する雲台にワンタッチで固定できる。発売時期、価格などは未定。
動きのある被写体を超望遠レンズで追いながら撮影するためのジンバル雲台「PG-2S」(左) は、発売中の「PG-2」のアームを少し短くしたもの。最近、超望遠レンズの小型化に伴い、三脚座の高さが低いモデルが増えており、これらのレンズに合わせて設計されたものと思われる。「MPG-02」(右) は、レンズの三脚座を横向きにして取り付けるサンドキックと呼ばれるジンバル雲台。いずれも発売時期、価格などは未定。
充電式の電動ブロアーも展示
「Leofoto」ロゴの入った電動ブロアー。ブロアーの風力調節ができるほか、吹き出し口の脇にはLEDライトも内蔵されている。電源スイッチの下にはUSB Type-Cが設けられ、充電時に使用する。発売時期、価格などは未定。
三脚に取り付けられるノートPC用トレイは、何タイプか発売済みだが、新デザインの「LCH-3」が参考出品された。ノートPCのサイズに合わせてセットできるストッパーが付き、オプションでマウスパッド (右側)、ドリンクホルダー (左側) も用意されるようだ。発売時期、価格などは未定。
プロカメラマンによるセミナーを連日開催
ブース内のトークスペースでは、プロカメラマンによるセミナーを開催。風景撮影から人物、スポーツ、飛行機、鉄道、野鳥・動物撮影まで、各分野の第一線で活躍する写真家が、三脚・雲台の活用方法や選び方をレクチャーする。写真は、2月22日に登壇した風景写真家・高橋良典さんの講演の様子。