ロモジャパンは「Lomo’Instant Automat el Nil Edition」と「Lomo’Instant Wide el Nil Edition」という2種類のインスタントカメラを2024年3月28日に発売した。従来の「Lomo’Instant」の2シリーズに、ナイル川の景色をイメージした新デザインを採用した製品である。「Lomo’Instant Automat」は、簡単に操作できる小振りなモデル。「Lomo’Instant Wide」は、大きなインスタントフィルムでワイドに写せるモデル。販売価格は、どちらも20,800円 (税込)。
Lomo’Instant Automat el Nil Edition
「Lomo’Instant Automat el Nil Edition」は、簡単操作がウリのモデルである。使用するフィルムは、縦長の「富士フイルム instax mini フィルム」になる (画面サイズ 62×46mm)。ピント合わせは、3ポジションのゾーンフォーカス方式 (被写体までの距離に応じてレンズの指標を合わせる)。露出はカメラが自動で調節してくれる。
そして、簡単操作がウリではあるが、写真表現を楽しむ数々の機能やアクセサリーも備えている。最長30秒の長時間露光が可能 (バルブ) で、回数無制限の多重露光機能も搭載している。さらに、魚眼、ワイドアングル、クローズアップ、Splitzerの多彩なアタッチメントレンズと、リモコン機能付きレンズキャップも付属。カラーフィルターも付属しているので、簡単にさまざまな色のエフェクトも楽しめる。また、三脚穴も装備しているので、自分も入る記念撮影や手ブレ防止に役立つ。
■作例
主な仕様
[使用フィルム] 富士フイルム instax miniフィルム [焦点距離] 60mm (35mm判換算35mm相当) [絞り] F8、F22 [シャッタースピード] 1/250〜8秒 (オート)、30秒 (バルブ) [多重露光] 可能 [内蔵フラッシュ] 自動調光ONモード、強制OFFモード [ゾーンフォーカス] 0.6m、1〜2m、無限遠 [フィルター径] 43mm [電池] カメラ本体 CR2 ×2、リモコン CR1632 ×1 (別売) [付属品] アタッチメントレンズ (魚眼、ワイドアングル、クローズアップ、Splitzer)、リモコン機能付きレンズキャップ
Lomo’Instant Wide el Nil Edition
「Lomo’Instant Wide el Nil Edition」は、instax miniフィルムの2倍の大きさの「富士フイルム intax Wide フィルム」を使用する (画面サイズ 86×108mm)。だから、できあがった写真のリアル度や満足感も高くなる。
写真表現を楽しむ機能は、「Lomo’Instant Automat」と共通する部分が多い。ピント合わせは、直感的なゾーンフォーカス方式。露出はカメラが自動で調節するほか、バルブで最長30秒の長時間露光が可能。回数無制限の多重露光機能も搭載。魚眼、ワイドアングル、クローズアップ、Splitzerの各アタッチメントレンズ、リモコン機能付きレンズキャップが付属。カラーフィルターも付属している。もちろん、三脚穴も装備する。また、PCソケット接続による外付けフラッシュの使用も可能である (シャッター速度は1/30秒)。
■作例
主な仕様
[使用フィルム] 富士フイルム instax Wideフィルム [焦点距離] 90mm (35mm判換算35mm相当) [絞り] F8、F22 [シャッタースピード] 1/250〜8秒 (オート)、30秒 (バルブ) [多重露光] 可能 [内蔵フラッシュ] 自動調光ONモード、強制OFFモード [ゾーンフォーカス] 0.6m、1〜2m、無限遠 [フィルター径] 49mm [電池] カメラ本体 単3形乾電池 ×4、リモコン CR2025 ×1 (別売) [付属品] アタッチメントレンズ (超広角、クローズアップ、Splitzer)、リモコン機能付きレンズキャップ