国内3店舗目となるライカのフラッグシップストア「ライカ表参道店」が2024年4月12日にオープンした。さっそく訪問することができたので、店内の様子を紹介しよう。
「ライカ表参道店」は、ライカ銀座店・ライカ京都店と並ぶフラッグシップストアという位置付けの店舗だ。渋谷と原宿をつなぐ、おしゃれで個性的なお店が立ち並ぶキャットストリートからさらに一本奥の道にある。裏原宿の隠れ家的なお店という印象だ。
階段でつながる店内、1階には現行のライカ製品がズラリ
入り口を入るとすぐ正面に階段がある。1階は現行のライカ製品を扱っているフロアで、左手にライカQシリーズ、ライカSLシリーズのショーケースが並んでいる。
ショーケースには、フルサイズコンパクトデジタルカメラ「ライカQ3」のさまざまなアクセサリーが展示されていた。
下段には、ハイブリッドインスタントカメラ「ライカ ゾフォート2」が並んでいる。
階段を下りたやや広いスペースには、ライカMシリーズと双眼鏡や単眼鏡のスポーツオプティクス、カメラバッグなどが展示されている。
ショーケースの中にはライカMシリーズのパーツなども展示されていて、なかなか興味深い。
階段を下り切ったところにあるキャッシャーで製品を購入できる。店内の製品はフロアに関係なく、ここで支払うことになっている。
キャッシャー右手の棚には、発表されたばかりの「Leitz Phone 3」がさりげなく展示されていた。
明るく開放的な2階は「ライカギャラリー表参道」
入り口右手にある階段を登った2階に「ライカギャラリー表参道」がある。白い壁で、外光の入る明るいギャラリーだ。
こちらも階段状のフロアになっていて、壁面に作品が展示されている。オープニング展として、藤原ヒロシさんの写真展「ambnt 旅、仕事、環境、を切り取る」が開催中だ。
住宅だった建物をリノベーションしたという「ライカ表参道店」。もともとあった床や天井を取り払って、明るく開放的な空間になっている。
普段は立ち入りができないさらに上の階から2階のギャラリーを見たところ。吹き抜けの広い空間が広がっている。
地下フロアにはライカ認定中古カメラやヴィンテージアイテムが並ぶ
1階から階段を下りた地下フロアには、ライカ認定中古カメラやヴィンテージアイテムが展示されている。一部のヴィンテージアイテムを除いて購入可能だ。
まだ数は少ないものの、ショーケースには気になる製品が並んでいた。
認定中古カメラは「ライカ M7」が多かった。今後どんなカメラがショーケース内に並ぶのか、楽しみだ。
※写真の製品はオープン時の在庫。ライカ認定中古カメラの在庫状況は日々変動する。
多くの来場者でにぎわったオープニングセレモニー
地下フロアで開催されたオープニングセレモニーでは、ライカカメラジャパン代表取締役社長の福家一哲さんによる挨拶に続いて、来日したライカカメラ社CEOのマティアス・ハーシュさん、ライカギャラリー・インターナショナル代表兼アートディレクターのカリン・レーン=カウフマンさんがスピーチ。「ライカ表参道店」と「ライカギャラリー表参道」のオープンを祝った。また、ライカカメラ社 社主のアンドレアス・カウフマンさんからは、お祝いのビデオメッセージが届けられた。
「ライカ表参道店」の各フロアは、オープニングセレモニー会場となった地下フロアに入りきれなかった来場者であふれかえっていた。見どころがたくさんあって、近いうちにまた訪れてみたいと思った。