OMデジタルソリューションズが展開する映像製品ブランド「OM SYSTEM」の望遠マクロレンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO」が、2024年度日本写真学会「技術賞」を受賞しました。
日本写真学会「技術賞」は、写真および関連する分野において技術的に顕著な業績を挙げた会員に贈られる賞。今回の受賞題目は「マクロに強い OM SYSTEM M.ZUIKO 90mm Macroによる撮影領域の拡大」で、2023年の「OM SYSTEM OM-1」に続き、OMデジタルソリューションズ製品が2年連続での受賞となりました。
選考委員会は、「M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO」の最大撮影倍率35mm判換算4倍となるフローティングフォーカス技術、ステッピングモーターによる高速なフォーカス機構と高精度な制御技術を評価。さらに、ミラーレスカメラOM-1シリーズと組み合わせることで「撮影倍率が高くなるほど浅くなる被写界深度を補うコンピューテショナル フォトグラフィ技術、5軸シンクロ手ぶれ補正による最大7段分の手ぶれ補正技術により、従来は三脚使用が必須であったシチュエーションにおいても、手持ち撮影が可能となり、撮影チャンスを逃さないユーザーベネフィットを提供した」「レンズ+ボディ+アクセサリーにより、手持ちマクロ撮影の可能性を広げることも、OM SYSTEMの特徴の1つとなっている」とコメントしています。
OMデジタルソリューションズ開発部門の弓削一憲さんは、「開発時は非常に困難な課題に幾度となく直面しましたが、関係者一丸となり唯一無二の望遠マクロレンズ実現を目指し妥協する事なく取り組んでまいりました。その結果、これまで撮影が困難だった高倍率マクロの手持ち撮影が実現可能となり、新たな撮影領域の拡大という価値としてご評価いただけましたこと、心より感謝申し上げます。今後も、従来撮影が難しいとされている領域への挑戦、コンピュテーショナル フォトグラフィによる新たな撮影方法を追求し、お客さまの撮影領域を広げられるシステムを引き続き提供してまいります」と語っています。
「M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO」は、2023年2月24日に発売されたマイクロフォーサーズマウントの望遠マクロレンズ。35mm判換算180mm相当で、最大撮影倍率は4倍相当。近接撮影に威力を発揮し、強い圧縮効果や大きなボケ描写が得られます。また、高い防塵・防滴性能も備えています。