2024年で31回目の開催となる全国高等学校写真選手権大会(以下写真甲子園)の初戦審査会が5月23日に都内某所で行われました。
写真甲子園は、全国の高校写真部・サークルなどから作品(6〜8枚の組写真)を募集し、共同制作による作品審査およびプレゼンテーション審査を通じて全国11ブロックから優秀校18校を選抜。本戦大会の開催地である北海道東川町にて、同一条件下で高校写真部の全国一を目指します。
今年はこれまでの歴代最高応募数である2023年の584校を20校上回る604校から応募があり、3年連続の大会史上最多応募数更新となりました。
初戦審査会では604校の中から80校に絞られ、次のブロック審査会では、初戦応募作品の制作意図やねらいを高校生たちが自らプレゼンテーション。審査、講評を行い、本戦大会進出校を決定します。
2024年大会からは、1994年の第1回大会から第30回大会まで審査委員長を務めた写真家の立木義浩さんに代わり、写真家の野村恵子さんが代表審査委員に就任。野村さんは就任にあたり、「ここから始まる写真甲子園で、高校生の皆さんが写し撮る、それぞれの地域のことや、それぞれの暮らし、その思い、いまこの時代と、しっかりと向き合っていきたいと思います。皆さんとその写真との出会いを、今からとても楽しみにしています」と語っていました。
また、2024年大会より「ゲスト審査委員」枠が設けられ、今年は写真家の大森克己さんが就任することに決まりました。大森さんは「10代半ばの自分と出会って話し合うような不思議な、新鮮な気持ちとともに、21世紀を担っていく若者たちのエネルギーに負けない気概を持って審査にのぞみたいと思います」と話しています。
その他、審査委員を務めるのは写真家の中西敏貴さん、須藤絢乃さん、鵜川真由子さん、浅田政志さん、村上悠太さん、北海道新聞社・編集局写真映像部部長の西村昌晃さん。
高校写真部の憧れの舞台となっている写真甲子園。ブロック審査会ではどのような作品が発表されるのか、楽しみです。
ブロック審査会への進出を決めた80校は、こちらからご覧になれます。
→https://syakou.jp/pre01/pass/