富士フイルムは、ミラーレスデジタルカメラ「Xシリーズ」用交換レンズ「フジノンレンズ XF500mmF5.6 R LM OIS WR」を2024年12月中旬より発売。価格はオープン。 市場推定価格は471,900円（税込）。
「XF500mmF5.6 R LM OIS WR」は、超望遠500mm（35mm判換算762mm相当）の領域をF5.6の明るさで撮影できる超望遠単焦点レンズ。「XFレンズ」の単焦点ラインナップでは最長の焦点距離となる。また、テレコンバーターとの組み合わせにより、レンズの焦点距離をさらに伸ばすことが可能だ。「フジノン テレコンバーター XF1.4X TC WR」では最長700mm(35mm判換算:1067mm相当)、「フジノン テレコンバーター XF2.0X TC WR」では最長1000mm(35mm判換算:1524mm相当)の焦点距離で撮影可能となる。
レンズ構成は、スーパーED2枚、EDレンズ5枚を含む14群21枚。超望遠で発生しやすい色収差を極限まで抑制している。また、手ブレを感知する精度の向上と最適な機構設計により、5.5段の強力な手ブレ補正機構を実現。超望遠でも手持ち撮影を可能にしている。
大きくて重いのが超望遠レンズのセオリーだが、APS-Cフォーマットの利点を生かし小型軽量化を実現。質量を約1,335gに抑えた。手持ちでよりアクティブな撮影が可能だ。
その機動性を活かすべく、鏡筒の20か所にシーリングを施した防塵・防滴・-10°Cの耐低温構造を採用し、レンズの前玉はフッ素コーティング済み。撥水・防汚性能も備え、悪天候下での長時間撮影にも使用できる。
操作性においても、レンズ鏡筒の先端部に「フォーカスコントロールボタン」を配置し、「フォーカスセレクトスイッチ」の AF-L/AF-ON/PRESET から割り当てた機能を瞬時に呼び出すことが可能だ。「SET ボタン」であらかじめ設定した位置にピントを瞬時に移動させることができるフォーカスプリセット機能も搭載されている。ピント合わせの際にレンズの駆動範囲を制限するフォーカスリミッター機能も搭載している。
XF500mmF5.6 R LM OIS WR の主な仕様
対応マウント Xマウント
焦点距離 500mm(35mm判換算：762mm)
レンズ構成 14群21枚（スーパーEDレンズ2枚、EDレンズ5枚を含む）
開放絞り F5.6
最小絞り F22
絞り羽根枚数 9枚（円形絞り）
最短撮影距離 2.75m
最大撮影倍率 0.2倍
フィルター径 φ95mm
最大径×長さ 約φ104.4×255.5mm
質量 約1,335g
付属品 レンズフロントキャップ FLCP-95、レンズリアキャップ RLCP-001、レンズフード、三脚座、レンズポーチ、ショルダーストラップ