シグマは、ミラーレス用大口径超望遠ズームレンズ「Sigma 300-600mm F4 DG OS | Sports」を2025年4月に発売する。価格はオープン。オンラインショップ価格は1,298,000円。マウントは、Lマウント用とソニーEマウント用。
スポーツフォトやネイチャーフォトでの撮影シーンを想定して開発された本機は、遮熱塗装とマグネシウム合金を採用した白いボディが特徴。レンズフードはカーボンファイバー製となっている。
超望遠単焦点レンズ600mm F4に匹敵する高い光学性能と明るさを備え、ズームレンズならではの機動力と300mmから600mmまでレンズ交換不要という利便性をも加えた大口径超望遠ズームレンズだ。レンズ構成は、21群28枚。FLDガラス6枚、SLDガラス1枚に加え、異常分散ガラス、高屈折率ガラスを採用。色収差をはじめとした各収差を最小限に抑える。
フォーカスの駆動には、リニアモーターHLA(High-response Linear Actuator)を採用。高速で静粛なAFを実現している。また、独自の手ブレ補正機構にOS2アルゴリズムを採用。焦点距離600mmにおいて手ブレ補正効果5.5段を発揮。手ブレ補正モードは2つ。静止画及び動画撮影に適した「モード1」。流し撮りなどに適した「モード2」では、構図の横位置、縦位置を問わず、カメラを上下や斜めに動かした場合でも手ブレ補正が有効になるという。
新たにファンクションリングを採用。ファンクションリングを新搭載。設定スイッチの操作により、あらかじめ登録したフォーカス位置へフォーカスを瞬時に移動させることができる「フォーカスプリセット」、または一定速度でのフォーカシングが可能になる「パワーフォーカス」の機能選択などが行える。

ドロップインフィルターに対応。専用のサーキュラーPLフィルターや可変NDフィルターを装着すれば、レンズを装着した状態でダイヤル操作による効果の調整が可能。
三脚座には、回転機構が備わっており、90°ごとのクリック機構があるほか、クリックをON/OFFできる「クリック / デクリック機構」も搭載されている。
Sigma 300-600mm F4 DG OS | Sports 主な仕様
対応マウント Lマウント、ソニーEマウント
対応フォーマット 35mmフルサイズ
焦点距離 300〜600mm
レンズ構成 21群28枚 (FLDガラス6枚、SLDガラス1)
画角 8.2~4.1°
最小絞り F22
絞り羽根枚数 13枚 (円形絞り)
最短撮影距離 280(ワイド端)-450(テレ端)cm
最大撮影倍率 1:6(焦点距離470mm時)
フィルター径 40.5mm(リア)
最大径×長さ Lマウント φ167.0×467.9mm ソニー E マウント φ167.0mm x 469.9mm
質量 Lマウント 3,985g ソニー E マウント 3,970g
付属品 ケース、レンズフード(LH1615-01)、カバーレンズキャップ(LC-598E)、リアキャップ(LCR III)、ショルダーストラップ、三脚座(TS-161)、ドロップインフィルターホルダー(RFH-21)