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αレンズ最望遠800mmの超望遠ズームレンズ「FE 400-800 F6.3-8 G OSS」誕生

ソニーは、超望遠ズームレンズ「FE 400-800 F6.3-8 G OSS」を3月19日に発売する。価格はオープンで、市場推定価格は410,000円前後(税込)。

「FE 400-800 F6.3-8 G OSS」は、ソニー初の400~800mmズームレンズで、野鳥撮影や野生動物撮影を主なターゲットとしている。それらにとって重要なズーム全域で高い描写力、高速・高精度・高追従かつ静粛なAF性能を追求したモデルだ。

これまでのEマウントレンズの望遠ズームは「EF 200-600mm F5.6-6.3 G OSS」が最大望遠だったが、それを超える800mmの世界を驚異の解像度で捉えることができる。レンズ構成は19群27枚。6枚のEDガラスレンズが収差を抑制してくれる。

テレコンバーター(SEL14TC・SEL20TC)に対応しており、1600mmまで望遠が可能となる。1.4倍では望遠側1120mmのF値はF11、2.0倍では望遠側のF値はF16となる。絞りF22までの像面位相差が動作するボディは、「α1II」「α1」「α9III」「α7Ⅳ」「α7RⅤ」「α7CII」「α7CR」「α6700」「ZV-E10II」となっている。


もちろん野鳥や野生動物だけではなく、航空機撮影、モータースポーツ、スキー、サーフィンなど遠距離から被写体を狙った撮影や、圧縮効果での絵作りにも最適だ。

望遠距離が伸びてもダブルリニアモーターがスムーズで高速なAFを実現。α9 IIIのAF / AE追随最大秒間120コマの高速連写にも対応。また、120p / 240pでの動画撮影時でも、正確でスムーズなAF動作を実現している。
そして、超望遠ズームながら、最短撮影距離は1.7m(ワイド側)となっており、とっさに被写体が近い場合にも対応できる。

インナーズームを採用。降雨時にレインジャケットの装着もしやすい。レンズ左側面には「フルタイムDMF」スイッチ、3段階の「フォーカスレンジリミッター」、「OSS(レンズ内光学式手ブレ補正)」スイッチ、「補正モード」切り替えスイッチを備える。三脚座は強度を優先するため非脱着式を採用。


 

「FE 400-800 F6.3-8 G OSS」の主な仕様

マウント ソニーEマウント
対応撮像画面サイズ 35mmフルサイズ
焦点距離 400〜800mm (APS-Cカメラ装着時の35mm判換算600-1200mm相当)
開放絞り F6.3-8
最小絞り  F36-45
画角 (対角) 6゚10′-3゚10′
レンズ構成 19群27枚
絞り羽根枚数 11枚(円形絞り)
最短撮影距離 1.7m(ワイド端)、3.5m(テレ端)
最大撮影倍率 0.23倍
フィルター径 φ105mm
最大径×長さ φ119.8 x 346mm
質量 約2,475g
付属品 レンズフロントキャップ(ALC-F105S)、レンズリヤキャップ(ALC-R1EM)、レンズフード(ALC-SH181)、レンズストラップ