カメラと写真映像のワールドプレミアショー「CP+2025」が、2025年2月27日~3月2日にリアル会場とオンラインで開催。今年は過去最多となる125の企業・団体が出展しています。リアル会場から、注目の新製品や各社のイチオシ、取材スタッフが見つけた注目アイテムを紹介します。
【EIZO】HDR対応の24.1型カラマネモニター「ColorEdge CG2400S」
EIZOブースで見つけたのは、2025年4月17日発売の24.1型カラーマネージメントモニター「ColorEdge CG2400S」。27型が主流になりつつある中、ちょっと小さいモニターを求める声に応えて24.1型が登場した。
キャリブレーションセンサーを内蔵し、HDR表示に対応する。躯体の85%に再生プラスチックを使用しているというエコな製品でもある。参考価格は195,800円 (税込)。
【H&Y】写真家・関一也さんプロデュースの2in1フィルター
H&Yフィルターは、写真家・関一也さんが監修したCPLフィルター「ダークライトナチュラルCPL」と「リッチトーンナチュラルCPL」を展示していた。

「ダークライトナチュラルCPL」は「ブラックプロミスト 1/16」に相当する微弱なソフト効果に、色カブリのない最新の偏光膜をプラスしたもの。一方「リッチトーンナチュラルCPL」は「ホワイトプロミスト 1/16」に相当する微弱なソフト効果に偏光膜をプラスした。どちらもデジタル加工で写真に深みを与えるオートン効果に近い表現をアナログで再現できるフィルターだ。サイズはφ82mm。参考価格は17,880円 (税込)。

【ハクバ写真産業】ナニが出るかな? 70周年メモリアルアイテムを参考展示
70周年を迎えたハクバ写真産業のブースで参考展示されていたのは、三脚をはじめカメラバッグ、防湿庫、アルミケースなどの多彩な製品群。創業70周年を記念したメモリアルアイテムとして発売予定の製品ということで、来場者の声を集める目的で展示されていた。実際には全てが製品化されるわけではないそうだが、記念となる製品は年内に発売したいとのこと。どんな製品が登場するのか期待したい。
■風景写真家・瀬尾拓慶さん監修のバックパック「D-Guard」製品化に向けてクラファン中
ハクバブースでは、風景写真家の瀬尾拓慶さんがバックパック「D-Guard」のデモを行っていた。2年をかけて開発した「D-Guard」は、車の助手席に固定することができ、両サイドと上部から中の機材を取り出せるなど、風景写真家ならではの視点が反映されている。
フラップを開けるとテーブルにもなり、大型のハンドグリップでフラップが直接地面に接しないようになっている。中仕切りには折り返しがあって、中のものが飛び出さないように配慮。クラウドファンディングサイトのKibidangoにてプロジェクトを実施中で、目標金額は最小数の製造に必要な760万円 (200個相当)。4月20日までに目標金額が集まると、製品化が実現する。
■Kibidango プロジェクトページ
https://kibidango.com/2646
【バンガード】カメラバッグVEOコレクションに新シリーズが仲間入り
バンガードブースの壁面には、カメラバッグとバックパックがズラリと展示されていた。開発中の「VEO METRO」シリーズと「VEO LITE」シリーズは、すべて参考展示。実際に感触を試すことができるようにカウンターにも製品が並んでいて、来場者の注目を集めていた。


【よしみカメラ】暗闇で光る高性能USBケーブル「テザーワン」
毎回ユニークな製品を展示しているよしみカメラから、USBテザーPDケーブル「テザーワン」が新登場。動画録画時のSSD記録やテザー撮影に適したUSB Type-Cケーブルで、転送速度は最大20Gbpsを実現する。
240Wの急速充電にも対応するほか、暗闇で光る蓄光性素材を採用。リキッドシリコン製で非常に柔らかく、曲げに強いのも特徴だ。カラーはイエロー。長さは5.5mと0.4mの2種類のみとなっている。ケーブル固定プレート 「タフガード」も用意されている。
