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ライカ共同開発のトリプルカメラシステムをコンパクトサイズで楽しめるスマホ「Xiaomi 15」

シャオミ・ジャパン(小米技術日本株式会社)は、2025年3月13日に行われた2025年上半期新製品発表会において、「Xiaomi 15 Ultra」と同時に、Xiaomiシリーズのコンパクトモデル「Xiaomi 15」を4月1日より日本で発売を開始すると発表。Xiaomiシリーズのコンパクトフラッグシップモデルの発売は日本では初となる。カラーは、ブラック、ホワイト、グリーンのほかに、熱でガラスを加工し美しい曲線を描いたリキッドシルバーの4色。市場想定価格は、12GB/256GBモデルが123,000円(税込)、12GB/512GBモデルが138,000円(税込)となっている。

一番右がリキッドシルバー。キラキラと水面のような輝きを放つ

「Xiaomi 15 Ultra」のインパクトが大きい中、「Xiaomi 15」は横幅71.2mmと片手でも文字入力や操作がしやすく、また1.38mmという薄さのベゼルによりコンパクトサイズでありながら、6.36インチの大画面を実現。ライカ共同開発のトリプルカメラシステムを備え、カメラ・写真愛好家にも魅力的な選択肢となる一台だ。

ライカ共同開発のトリプルカメラシステムを搭載


「Xiaomi 15」の最大の特徴は、ライカと共同開発したトリプルカメラシステムだ。メインカメラにはライカSummilux光学レンズを採用し、7P非球面レンズによるアンチグレアコーティングとF1.62の大口径絞りで、優れた受光性能を実現。暗所でも細部まで鮮明な写真を撮影できる。

さらに、Light Fusion 900大型イメージセンサーを搭載し、23mm・28mm・35mmと3種類の焦点距離でクロップしても画質を損なわない。加えて、60mmのフローティング望遠カメラはポートレート撮影に適し、約10cmまで寄れるテレマクロ撮影も可能。14mmの超広角カメラ(F2.2)も搭載し、風景撮影やダイナミックな構図の写真が楽しめる。

ふとした瞬間のシャッターチャンスを逃さない


スナップ撮影を楽しむユーザーに向け、「Xiaomi 15」にもファストショットモードが搭載されている。このモードでは、全焦点距離でわずか0.6秒という超高速で撮影が可能な状態に。さらに、新機能としてライカのビューファインダーを模したブライトフレーム機能を追加し、ライカカメラのテイストを味わいながら撮影ができる。

8K動画撮影と高音質録音が可能に

「Xiaomi 15」のメインカメラは、8K 30fpsのDolby Vision®動画撮影に対応。さらに、すべての焦点距離で4K 60fpsの滑らかな映像を記録可能だ。加えて、4マイクアレイを搭載し、無指向性・前方・後方・軌跡録音モードを選択できる。高品質な映像と音声を手軽に記録できる点は、動画撮影を楽しむユーザーにとっても大きな魅力となる。

コンパクトなボディと高精細ディスプレイ

本体は横幅71.2mmとコンパクトで、片手でも快適に操作できるサイズ感を実現。1.38mmの極細ベゼルを採用し、6.36インチのCrystalRes AMOLEDディスプレイ(2670×1200)が94%の画面占有率を誇る。最大輝度3200nitsで日差しの下でも視認性が高く、120Hzの可変リフレッシュレートで滑らかな操作感を提供する。

フラッグシップ級のパフォーマンス


「Xiaomi 15」は、「Snapdragon® 8 Elite Mobile Platform」を搭載。前世代比でCPU性能が45%、GPU性能が44%向上し、消費電力も46%削減されている。また、Xiaomi独自のIceLoop冷却システムにより、高負荷な処理でも安定したパフォーマンスを発揮。写真・動画撮影、AI処理、ゲームプレイにおいて快適な操作性を提供する。

最先端AI機能でクリエイティビティを拡張


「Xiaomi 15」は、最新の「Xiaomi HyperOS 2」を搭載し、AI機能が大幅に強化されている。AI画像編集、AI消しゴム、AIフィルムなどのツールにより、プロレベルの写真編集が可能。さらに、Google Geminiやかこって検索にも対応し、日常の利便性も向上している。

ゲストに写真家・市川渚さんを迎えたトークセッションも開催

右が市川渚さん

「Xiaomi 15」が発表された後、写真家でクリエイティブディレクターの市川渚さんが登壇。プレゼンターのシャオミ・ジャパン安達さんとのトークセッションが行われた。市川さんは「Xiaomi 15」について、「日常使いとして「Xiaomi 15 Ultra」は少し大きいと感じていて、「Xiaomi 15」は、「Xiaomi 15 Ultra」に負けないライカ共同開発の絵づくりがあってカメラとして満足できる、かつコンパクトでスマホとしての完成度が高いと感じました。カメラが前面に出すぎていない、バランスの良いデバイスだなと思いました」と評価。また、沖縄の今帰仁村で行った作例撮影の感想として、「陰影の描写がまるで一眼カメラで撮ったかのような描写で、スマホのカメラって結構親切な設計になっていて、いろんなところがしっかり見える、しっかり映るように仕上げられるパターンが多いと思うんですけども、意図して暗く写したいところ、意図して明るくしたいところをしっかり描写してくれるっていうのが、ライカ共同開発のカメラシステムの特徴だなと思いました」と語った。
発表会会場には、登壇された市川渚さん含め、コハラタケルさん、松岡一哲さんらがXiaomiスマホで撮影した作品も展示されていた

Xiaomi 15の主な仕様