ニュース

F1.4の統一設計シリーズ焦点距離20mmの大口径単焦点レンズ「RF20mm F1.4 L VCM」

キヤノンは、静止画・動画どちらでも活用できる大口径のハイブリッド単焦点レンズF1.4シリーズとして「RF20mm F1.4 L VCM」を2025年4月下旬に発売する。価格はオープンで、参考価格は283,800円(税込)となっている。

24mm、35mm、50mmに続くF1.4 L VCMシリーズとして4本目のレンズ。開放F値1.4の大口径単焦点レンズで、静止画・動画どちらもカバーするハイブリッド仕様となっている。外装流用設計のため、長さは99.3mmで統一。67mmのフィルター径も共通だ。外観、重心、バランス、口径、リングの配置や描写の統一を実現している。

豊かなボケ味を生かした表現が可能

レンズ構成は11群15枚。スーパーUDレンズ1枚、UDレンズ2枚を効果的に配置し、色収差を補正。ガラスモールド非球面レンズ2枚使用し、球面収差・像面歪曲を抑え、周辺部まで高画質を実現している。
星空などの点像も画面周辺まで美しく描写

フォーカスレンズ群の駆動を VCM(ボイスコイルモーター)で行い、フローティングレンズの駆動をナノUSMで行う電子式フローティングフォーカス制御を採用することで、静止画でも動画でも高速・高精度なAFを実現している。またフォーカスブリージングの発生も効果的に抑制している。

動画撮影時の絞りをコントロールできる「アイリスリング」を採用する。クリック感のないなめらかな絞りコントロールが可能で、ピントと明るさを固定したまま被写界深度を変化させたいときに有効だ。また、「EOS R1」「EOS R5 MarkII」に装着した場合、静止画撮影においてもアイリスリングの設定が有効になる。
「RF24mm F1.4 L VCM」、「RF35mm F1.4 L VCM」と同様に、シートタイプのフィルターをレンズ後部に装着できるリアフィルターホルダーが同梱されている。
マウント接合部、スイッチ、フォーカスリングなどに防じん・防滴構造を採用している。※イメージ画像

「RF20mm F1.4 L VCM」の主な仕様

マウント キヤノンRFマウント
焦点距離 20mm
開放絞り F1.4
最小絞り F16
レンズ構成 11群15枚(GMo非球面レンズ2枚、スーパーUDレンズ1枚、UDレンズ2枚を含む)
絞り羽根枚数 11枚
最短撮影距離 0.2m
最大撮影倍率 0.19倍
手ブレ補正 なし
フィルター径 φ67mm
サイズ(最大径×長さ) 約φ76.5×99.3mm
質量 約519g
付属品 レンズキャップ、レンズダストキャップ、リアフィルターホルダー、レンズフード、レンズポーチ