ソニーは、G Masterズームレンズ「FE 50-150mm F2 GM」を2025年5月23日に発売する。価格はオープンで、市場推定価格は600,000円前後(税込)。
「FE 50-150mm F2 GM」は、F2通しのズームレンズとしては「FE 28-70mm F2 GM」に続いて2本目となる。標準から中望遠のズーム域を採用しており、ソニーの最高峰G Masterレンズならではの解像力と美しいボケは、ウエディングなどの人物撮影やイベント撮影に最適だ。また、開放値F2という明るい中望遠は、バスケットボールなどの屋内スポーツでも活躍する。
単焦点レンズに迫る高い描写力
F2においてもズーム全域で高解像を実現。レンズ構成は17群19枚。2枚のXA(超高度非球面)レンズと2枚の非球面レンズを含む、高度な光学設計により解像感低下の要因となる諸収差を最小限に抑えている。
また、新設計の11枚羽根円形絞りを採用。口径食を抑えるために2段絞っても円形を保つことができ、ぼけ描写にこだわった撮影が楽しめる。
2枚のSuper ED(特殊堤分散)ガラスと、3枚のED(特殊堤分散)ガラスを使用することで、色収差を効果的に補正する。
さらに開放値F2ながら高い近接撮影性能を備えており、最短撮影距離はワイド端で0.4m望遠端で0.74mとなっている。
インナーズームで小型軽量、高い機動性
ズーム回転角が少ないインナーズームを採用しており、大口径F2レンズということで外径は102.8mmと大きいが、質量は1,340g(三脚座別)に抑えられ、長時間のイベント撮影や屋内スポーツでも手持ち撮影でも扱いやすい。
最新カメラボディの高速性能を活かすAF性能
フローティングフォーカス構造に最適化された4基のXDリニアモーターと、最適化されたアルゴリズムにより、レンズ群を正確に高速駆動させることで素早く粘り強く、静かなフォーカスを実現。α9 IIIのAEAF追随 最大120fpsの連写にも対応する。また、フォーカスが難しい4K 120p動画撮影においても、静粛かつスムーズにフォーカスでき、高精度なピントでのスローモーション撮影が可能だ。
動画撮影における高度なテクニックに対応
「リニア・レスポンスMF」に対応。フォーカスリングはダイレクトな操作性を実現し、動画撮影中、精緻なフォーカスコントロールが自然に行える。また、最新のレンズ設計によりフォーカスブリージングを大幅に抑制。カメラ本体の「ブリージング補正機能」にも対応している。臨場感を持たせるような歩きながらの動画撮影に置いても、アクティブモードとダイナミックアクティブモードの手ブレ補正機能により、撮影意図に合わせたモード切替が可能だ。
ソニー FE 50-150mm F2 GM 主な仕様
マウント ソニーEマウント
対応撮像画面サイズ 35mmフルサイズ
焦点距離 50〜150mm
開放絞り F2
最小絞り F22
レンズ構成 17群19枚
絞り羽根枚数 11枚(円形絞り)
最短撮影距離 0.4m(ワイド端)、0.74m(テレ端)
最大撮影倍率 0.2倍
フィルター径 φ95mm
最大径×長さ φ102.8 x 200mm
質量 約1,340g(三脚座のぞく)
付属品 レンズフロントキャップ(ALC-F95S)、レンズリヤキャップ(ALC-R1EM)、レンズフード(ALC-SH183)、レンズストラップ、ソフトケース